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三井住友カードからのDM
どうも、マーケターのfelixです。今回は三井住友カードから送られてきたDMを用いてマーケティング思考トレーニングをしたいと思います。
clubhouseとか新たなSNSが広がりつつある中で今更DMかよと思われる方もいらっしゃると思いますが、僕はDMにまだまだ存在意義があると思います。
きっと三井住友カードの方もそう思っているのでしょう。開封した中身を下に載せますね。
※カード名称、個人情報系は切り取ってます。
1.ファーストインプレッション
ハガキ自体を見た時、便利なサービスがあるのかと気になりました。三井住友カードはアプリにも力を入れており、何を紹介してもらえるのかとワクワクしてました。
ただ中を見ると抽選でギフトカードが貰えると書いてあり、困惑しました。確かにハガキ自体にもギフトカードは書いてありますが、「便利な」と言いつつ、利得性を推してるじゃん、繋がってないとなりました。
また、インセンティブを貰うために何をすればいいのか、キャッシングリボとは何なのか分かりづらいなと感じました。
2.担当マーケターの思考の考察
とにかく、キャッシングリボ枠をつけてもらうことが今回のKPIだと思います。
キャンペーンの条件にキャッシングリボ自体の利用はないですからね。ギフトカードというインセンティブをぶら下げて、キャッシングリボ枠設定者を増やそうとしているのだと思います。
ちなみにカード会社の収益は年会費、カード利用による収益、リボやキャッシングによる手数料が3本柱ですので強化したいという方針があるのだと思います。
3.自分がマーケティング担当だったら
キャッシングリボ枠をつけてもらうために、利得性で推すのか、利便性で推すのかをはっきりさせます。利得性のみで推すと結果的に会員のLTVの低下につながる可能性があるので、僕であれば利便性を中心に組み立て最後に少し、利得性の要素を加えます。
具体的には以下のようなコミュニケーションを取ります。
①キャッシングリボの長所を伝える
→現金が必要な時にいつでも簡単に引き出せます。
②使用タイミング例を示す
→給料日前の一時的利用や急な出費にも対応出来ます(冠婚葬祭等)
③現在の会員の状況の提示と提案
→現在、キャッシング枠はついてないのでもしものために準備しませんか
④今、枠をつけることのメリット提示
→今ならギフトカードをもらえるチャンスもあるのでぜひ、キャッシングリボ枠をつけることをおすすめします
サービスの紹介もしつつ、必要な人には刺さるアプローチになっているかなと思います。
4.最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。スキやシェアをしていただけるとより頑張れますのでぜひお願いします。