【選択できるって「いいよね」 カレー王国の王子に寄せて】
「カレーとラーメンどっちがいい?今日は?」
と聞かれたら
暑いから、、、「冷やし中華で」と
言いたい
「カレーの材料買っちゃった」と
言われたら
「ぢゃ、せめて、、、スパイスいっぱいの
夏野菜のカレーで」
と、言いたい
「パンも焼いてほしーなー」と
付け加えたい
さらに、「黒ビールも冷やしといて」
と、懇願したい
・・・
そんな、
選択できる日々はたのしい
・・・
もしも、カレー王国の王子に産まれ
離乳食から「カレー」で
乳母から
「この国の正当な後継ぎのあなたは、
カレー以外は 食してはなりませぬ」
などと
ご飯のたびに言われ続けたら
最初は「そうなのかー」
と思うが
さすがに
小学3年生くらいになると
「ねえ、友達はカレー以外も食べてる見たいだけど、、、」
と
厳しい乳母の横顔が
できるだけやさしい時をうかがって聞いたりする
すると、突然乳母の顔が「キッ!」ってなるので
「ごめんなさい」
と、小声で謝って
福神漬をぽりぽり噛むしかない
・・・
さすがに中学生になると
我慢できなくなって
(だって学校で、「カレーバカ」とか言われるんだもん)
(給食は、自分だけいつもカレーだし、、、)
「カレーもう○こも、おなじようなもんだろ!」と
乳母の目の前で悪態をつく
でも、
「おぼっちゃま、ワタクシは悲しゅうございます」とか
およよ、、、って泣き崩れられたりして
「もう下がれ!」とか言うけれど
ほんとは心が痛い
「オレだけ我慢すれば済むことか、、、」って
思ったりする
(きほん、心優しいのだ)
・・・
このように(どのようにだよ?)
選択できない人生はツライ
・・・
カレー王国の王子だけの問題ぢゃなく
どうだろう?
「私の選択肢は、コレしかない」って
思ってることってあると思う
・・・・・・・・
たとえば、男の子なら
「稼げなくなったら、オレの存在する価値がないとか」
(『タンスにゴン』のCM
「亭主元気で留守がいい」を怨む)
なので、稼ぐしか道はない
稼がない=不必要な人
となる
そういった、信じ込んだウソや
自分だけで創っている世界感から
自由になれればいいのにね
「自分で、どっちでも選択してもいいんだよ」
ホントは、ね
そんな悩みは
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