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🏫 Ed Tech(エドテック)業界🏫今後の予測と注目ベンチャー【明解テック系解説vol.2】

Ed Tech(エドテック)の概要について

エドテック(education technology)とはどんなものなのでしょうか。エドテックとは教育や学習とテクノロジーを組み合わせた領域のことを言います。

ロボットを利用したプログラミング教育やVRを活用して学校で授業を行ったりなど、従来なかった新しい形の学習を作り出すことができます。

エドテックが注目される背景には求められる学びの変化があります。従来の教育は、教師から生徒へ一方向的に行われる物でした。ですがアクティブラーニングなど生徒と教師の双方向の学びを求められる社会の変化がありました。

それを実現するためにはテクノロジーの活用が欠かせません。場所にとらわれない授業や、学習のためのソフトウェアなどが新しい教育のニーズを満たすことで、既存の教育市場は徐々にエドテック市場へと置き換わっていきます。

オンライン化とエドテック

エドテックが注目される背景に、新型コロナウイルスの感染拡大による教育のオンライン化があります。日本では教育現場でのオンライン化の進みは遅かったものの、中国やフランスなどでは2021年から、ほぼ完全にオンライン授業に移行していました。

文部化学省は「GIGAスクール構想」などを打ち出し、楽興のICT化を推し進めていたものの時期が遅すぎたため、オンライン化に対応する事ができませんでした。

オンライン授業が大きく活用されたのは日本の大学教育でした。次の4つが主に大学で用いられたオンライン教育の手法です。

  • 同時双方向型

  • オンデマンド型

  • テキスト配信型

  • ハイブリット型

同時双方向型はリアルタイムで、オンデマンド型は録画データで受ける講義です。双方向型は通常の講義に近い形で講義ができますが、オンデマンド型では自由な時間に講義を受ける事ができます。

テキスト配信型は同時双方向型やオンデマンド型ではアクセス集中などで対応できない大学や、パソコンやネット環境などが無い学生などに対して用いられました。通常の講義の様な方式はできませんが、講義者も生徒もどちらも簡単に扱う事ができます。

ハイブリット型はオンラインとオフラインを組み合わせた方式です。これはパンデミックが収束に向かった時、生の講義と感染対策どちらも両立する事ができます。ですが通常の講義とオンラインの講義を両立する必要があり、導入が難しいという特徴もあります。

ですがパンデミックがある程度収束した今でも、これらのオンライン教育は利用され続けています。感染拡大以外にも「自由な時間で講義を受けられる」「どこにいても講義が受けられる」などもっと大きなメリットが見出されたためです。

海外のエドテック有名企業

Udemy

Udemyではユーザーが講師として自分の好きなトピックでオンラインコースを構築できます。そして他のユーザーはそのコースを受講する事ができるサービスです。

エンジニアやプログラマーなどの方が勉強のために受講される事が多く、コースは1000円くらいの物もあり、PythonやSQLを低価格で高品質に学べます。

Udemy
Udemy ホームページ

https://www.udemy.com/

Kahoot!

Kahoot!はオンラインでクイズを行う事ができるサービスです。ノルウェー科学技術大学により開発され、教育現場などでも活用されています。

普通の授業と違いゲーム感感覚で学んでいけるので、生徒の心理的なハードルを下げられる他、画像や音楽などを使う事で学習効果を高める事もできる事が科学的に証明されています。

Kahoot!
Kahoot! ホームページ

https://kahoot.com/

エドテック 注目ベンチャー企業3選

スタディプラス株式会社

スタディプラス
スタディプラス株式会社 ホームページ

学習管理プラットフォーム「Studyplus」を運営する日本のエドテック業界をリードする企業です。受験勉強における勉強時間は従来は、受験生の個人で管理する物でした。勉強に集中するだけでなく

ですがStudyplusはアプリで勉強時間を可視化したり、他の受験生などと繋がることで競争や励ましなどが出来る事ができます。それによって勉強のモチベーションを高めたり合格へのマネジメントを個人で行う事ができます。

スタディプラスはこのアプリケーション以外にも電子参考書プラットフォーム「Studyplusブック」や教育機関向けの「Studyplus for School」など個人の学習管理だけでなく、企業や学校を巻き込んだ包括的なエドテックを提供しているのも特徴です。

株式会社Schoo

Schoo
Schoo ホームページ

Schooは大人たちがずっと学び続けるオンライン学習コミュニティとして開発されたリカレント教育プラットフォームサービスです。WEB開発やデザインなどのこーすを学ぶ事ができます。

前述のUdemyとの違いはコースと料金です。UdemyはIT系のコースが多いのに対しSchooではその他のビジネスやデザインなどのコースが豊富です。また料金もUdemyはコースが買い切りなのに対して、Schooは月額料金で利用できる事も魅力です。

https://schoo.jp/

株式会社Progate

Progate
Progate ホームページ

プロゲートはオンラインで利用できるプログラミング学習サービスです。WEB開発など含め様々なコースがあり200万人以上のユーザー数のある最大級のサービスです。

ほとんどのコースが初心者向けのコースとなっているのが特徴です。実際にコードを書きながら学んでいく事ができるので、初めてでも簡単に学べる他、アプリ版もありパソコンが無くてもプログラミングを学ぶ事ができます。

https://prog-8.com/

まとめ

新型コロナウイルスなどの社会変化によりオンライン教育は大きく拡大する事になりました。そしてパンデミックが収束に向かう今でも、その加速は止まる事はありません。

これからは大学などの教育機関と連携した教育サービスや、VRなどを活用した既存の教育の置き換えでない新しい教育技術が生まれていくと予想されます。

多くのEdTech企業を比較してわかった事はそれぞれが独自の教育理念をしっかり持っているという事です。Progateであれば「プログラミングを学び始める入り口」Schooであれば「一生学び続ける事」。

様々な技術を用いる事も重要ですが、やはり教育は思いが最も重要なのかもしれません。

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