■「人間ははかない。小さなことに騒がず大きく構えよ」 日下公人さんに学んだ激動コロナ禍を生きる知恵
僕たちは、人生で経験したことのない
戦禍、大恐慌に通じるコロナ禍時代を
どう生き働けばよいのだろうか。
米国内で分断や格差への不満が爆発し
中国でも香港問題でデモが起きるなど
2大大国が国内の不満を外に向けるべく敵対。
世界情勢がとても心配な状況になってきています。
予想はしたくないものの、
まさに、100年前のスペイン風邪のあとに
起こった世界恐慌や世界大戦を想像してしまいます。
もはや、
自分の人生経験で得た知恵だけでは
太刀打ちできない。
歴史に学び、賢人に学ぶしかないと思い立ち
家の書斎をひっくり返して
20年前に雑誌編集長時代にインタビューし、感銘を受けた
賢人の記事のメッセージを読み返しています。
そんななかで、
ぜひ多くの方にも知ってもらいたい名言を共有します。
まず、ご紹介するのは日下公人さん。
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・貯金が多いことは豊かさの現れとは限らない。
生い立ちが貧しいほど貯蓄に走るということもある。
昔の人は、優秀な若者が村にいたら、
他人でも東京の大学に出した。
人の世話をやくのは一種の安全保障である。
(日本の円が余っているなら)日本の生き方に
共鳴する国を助けるくらいの力はあるのではないか
87年7月6日 朝日新聞
・僕らの青春時代は空襲で焼けた死骸が
山積みになっていた時代で、
将来何になりたいとかこれになりたい
なんてヤワなことは誰も考えていない時代でした。
・・・
それにしても、あの焼けた死骸はすごい。
表面は黒こげなのに脇の下は綺麗な服のままなんだ。
・・・
だからといって、別に僕には絶望も何もないんです。
人間というのははかないものだと思ってる。
だから世の中の人がバブルで
キャッキャ騒いでいるのを見ると、
そんなことはパッと消えることで
今騒いでいるだけなんだからという見方になる。
小さなことに騒がずに、
もうちょっと大きく構えなさいと思う。
・古本屋街に行くと
あれこれ20万円分くらい買い込んでしまう
・それが情けないんだな。サラリーマンは。
目先のことでしか動かない性分があるから。
・どうも
日本の大企業は自ら変化することができない。
本業にこだわってしまうんです。
それは戦後の成功で身についた
体質なんだけれど、そこから自由になれるか否かが
これからの日本経済のポイントになりますね。
もちろん、人間もまた然りですが
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昭和5年(1930年)12月9日のお生まれなので、現在は90歳。
僕がお話を伺ったのは、2000年の暮れですから、
ちょうど70歳ごろですね。
日下さんは世界大戦を経験されてらっしゃるので、
その一言一言の重みを強く感じたことを
今でも鮮明に覚えています。
目先のことに一喜一憂せず、
失うものを恐れず、
人としての本質を追い続けたい
と強く思いました。
すべては、日本の上司を元気にするために。
「前川孝雄のはたらく論」
https://ameblo.jp/feelworks-maekawa/entry-12601584977.html
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