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■中間層の経済的な豊かさは、東京が全国最下位!  心の豊かさ含めた「幸せ」を問う時代へ


以前、「はたらく論」でも途中経過から取り上げた考察で
大きな反響を呼んだ国土交通省の興味深いデータが
とりまとめられて1/29に公表されています。

■中間層の経済的余裕は、東京は全国42位! 2020.12.11
 トップは三重県。豊かな暮らしとは何なのだろう?
https://ameblo.jp/feelworks-maekawa/entry-12641132963.html


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東京都の可処分所得は全世帯平均では全国3位だが、
中央世帯(※2)の平均は12位。


一方で中央世帯の基礎支出
(※3に示す食・住関連の支出を言う。)
は最も高いため、可処分所得と基礎支出との差額は42位。


更に費用換算した都道府県別の
通勤時間( ※4 )を差し引くと、東京都が最下位。


⇒ 東京都の中間層の世帯は、
  他地域に比べ経済的に豊かであるとは言えない。

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東京一極集中を緩和させたい
国の思惑が入ったデータとはいえ、
それを差し引いても衝撃的です。

可処分所得-(基礎支出+通勤の機会費用)

1位 三重県 23万9996円

2位 富山県 23万7390円

3位 山形県 23万7202円

4位 茨城県 23万945円

45位 大阪府 15万38円

46位 沖縄県 14万8124円

47位 東京都 13万5201円

大学も企業の本社機能も全部
東京一極集中しているにも関わらず、
中間層の経済的な豊かさは全国最下位だとは(涙)

コロナ禍でリモートワークが可能になり、
郊外に引っ越す人が増えはじめていますが、
コロナ禍が収束しても、その潮流をとめてはいけない。
そう強く思いました。

この調査はあくまで
経済面での豊かさを比較しているのですが、
本当の豊かさは、人と人のつながりや希望を持てることなど
お金に換算できない要素も大きく影響していると思います。

いみじくも、菅首相は坂本哲志少子化相を
孤独・孤立担当閣僚の新設および兼務を命じたようです。

コロナ禍で孤独を感じ、将来不安を感じる人が増える社会。

ここにおいても、
人は多くでも、孤独を感じやすい東京は
他の道府県と比べて上位に上がる気はしません。

東京に吸い寄せられた若者を中心に、
心の豊かさ=幸せを実現する生き方・働き方を
問う動きは高まっていきそうです。

すべては、日本の上司を元気にするために。

「前川孝雄のはたらく論」
https://ameblo.jp/feelworks-maekawa/entry-12656858078.html


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