期間限定アウトドア派?春の山菜シーズン
noteをやっているくらいだからインドア派は否めない私だが、例年4月と5月の数週間だけ、なんちゃってアウトドア派になっている。
・・・と言っても、山菜を採りに行くという田舎のレジャー(習わし?)を子供の頃から続けているだけ。
しかも上級者が見向きもしないワラビを摘む程度なので、それを山菜採りとかアウトドアとか言うのも(この辺りでは)何だかおこがましい。
それでも山に行くと私は若い部類ゆえ、山里の廃れつつある慣習を継承しているという自負めいたものはある。
それはともかくとして、今年も4月中旬からGWにかけて3回ばかり山へ行ってきたので、画像と共に少しご紹介。
まずは4月中旬。
下見がてら森林浴。(収穫なし)
花粉と黄砂で景色が霞んでいる。
山はまだ桜が咲いていた。
水たまりに無数のオタマジャクシ。
山なのでアマガエルではない。
たぶんヒキガエル系。
山に来ると、生き物は他の生き物の命を繋ぐために生まれていることを再認識させられる。
運よくギフチョウに遭遇!
たぶん初めて見た。
4月下旬、初収穫。
5月初旬。
ワラビ続々。
下草が生い茂り、ワラビも負けじと背を伸ばしている。
カタクリは花が終わり、子房ができている。
4月には無かったクマイチゴが勢力を伸ばし、手足をチクチク刺してくる。
クマイチゴは赤く実ると食べられるが、その時期の山は藪が背丈になっているので行きたくない。
ギフチョウはいなくなっていたが、かわりにトカゲが出迎えてくれた。
ちなみに日本のトカゲは西日本に生息するニホントカゲ、東日本に生息するヒガシニホントカゲ、伊豆地方に生息するオカダトカゲの3種。
その生息分布域の境目は、大昔日本列島がくっつく前、つまり中央構造線の東・西・伊豆(フィリピン海プレート)の境界線とほぼ重なり、大陸移動の名残を表しているのだという。
トカゲの生息分布から日本列島の太古の姿が見えてくるとは、何ともロマンを感じる話である。
ワラビに話を戻します。
収穫したワラビは重層でアク抜き処理。
アク抜き後のワラビは水を入れ替えながら数日かけて食べる。
食べきれない時は刻んで冷凍保存。
ただし解凍してから調理するとクタクタになるので、煮物や味噌汁の具にする際は凍った状態で水から投入するのがよい。
そんなわけで、私の期間限定アウトドアシーズンはそろそろ終わり。
早くも来シーズンが待ち遠しい私なのである。