岡本純子著(2018)『世界一孤独な日本のオジサン』株式会社KADOKAWA
キーワードは「カネとコネとネタ」
著者の別の本をkindleでポチッとした後に、タイトルをみて即連続ポチッとして購入したkindle本を、昼休みの時間を使って読んでみました。
わたし自身が50代の独身男性でもあるので、世の中でどのような認識をされているのかを含め、非常に興味のある内容でした。
全体的に孤独というものが死を早めたり、生きがいを無くしたり、コミュニケーションを遠ざけたり、わがままになったり、億劫になったりと、危険なリスクの兆候であるから、孤独を避け、周りと関わり合いながら、日本の孤独なオジサンにならないようにしないといけないという注意喚起本としてわたしは理解しました。
わたし自身は、流石に癌サバイバーで、手術や入院による抗がん剤治療中は、家族が居ないことを寂しく思ったけど、それ以外はむしろ一人の方が気楽で、周りのゴタゴタに悩まされることもなく、静かに安定した生活がおくれていると感じるので、本書が大いに参考になるかと言うと微妙な感じのまま読了したというのが正直なところ。
本書から、わたしが興味深いと思ったのは、JR東日本の調査では、1ヶ月の外出の回数は20代が最も少ないそうだ。また、現代人はブランド品などを好むよりは、忙しくしている自分の方が好きなんだそうな。楽して働かないよりは、働いている自分によっているのが昨今のトレンドなのだろうか。
さらに老後に向けて蓄えるべきは「カネとコネとネタ」だそうである。
この手の本は、このように、ところどころにやや興味をひきそうなネタが散りばめられているので、最後まで一気に読んでしまうのだろう。昼休憩にiPadで速読するには、このくらいの分量が丁度よい、そんな本でした。