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佐藤俊彦著(2022)『ステージ4でもあきらめない最新がん治療』幻冬舎

放射線や免疫療法にも救いが

現在、わたしは肺癌のため、丁度抗がん剤治療で入院しており、本書を病室のベッドの上でKindleにて読了しました。抗がん剤治療も始まったばかりですが副作用はかなりきついです。

本書は知人から勧められ読んでみました。まだまだセカンドオピニオンをはじめ選択肢は残されていることを、本書を読んで実感しました。

右肺上葉を切除し、切除した肺の病理検査でリンパ節転移が発見され、それを遺伝子検査して特定遺伝子までは突き止められていますので、とりあえずは今の病院で治療に専念し、その後に再発や転移があったときに、この本で書かれている内容にそって、セカンドオピニオンも検討したいと思った次第です。

本書を読んで、やはり癌に対応するにも、個人の免疫力次第ということが良くわかります。それを医療行為としてどうサポートしていけるかが日本の医療の課題ですね。

本書で紹介されているリキッドバイオプシーなど、癌の治療では大きくアメリカとの差があるようで、患者のQOL改善も含め、日本も追随ではなく進化していってほしいものです。
今後は免疫療法が第4の治療法として注目されてきているようですが、わたしにとっては今からでもそのような方向に移っていただきたいと希望しています。

また、本書で紹介されているサイバーナイフとトモセラピーをもつ医療機関など、事前に色々と調べておいた方が良いかも知れませんね。

わたしは医療関係は全く詳しくないので、本書が医療に関してどのような立ち位置を占めた書籍かはわかりませんが、まだまだあきらめずにいれば、希望はあるのだと実感しました。

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