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中野信子著(2014)『コミックエッセイ 脳はなんで気持ちいいことをやめられないの?』アスコム
脳科学をわかりやすく漫画にしたようで
本棚整理中に偶然発見。
とはいえ、いつ購入したのかもわからず、ましてやわたしは漫画はほとんど読まないので、なぜ本棚にあるのかもわからなかった…
このまま中古本に渡すにも、もったいなさを感じ、とりあえず一読してみることにした。
本書の内容は、中野先生が他の登場人物がくりなす話題に対して、脳科学的なエビデンスのしっかりした見解から、その解説をしていくという筋書きのもので、コミックとは言え、おじさんがページを捲っていても違和感のない程度の内容にはなっていそうな感じです。わたしは自宅でしか読まなかったが…
触れている中身は全て脳が関係しており、脳と恋愛、脳と欲求、脳と悩み、脳と成果、脳と美に章立てされています。
漫画の部分が大半を占めていますが、ところどころ「なぜ多くの女性は年上男性が好きなのか?」等のコラムが挿入してあり、漫画では表現が難しそうな部分は、簡単に詳細をフォローしている点で、全く脳科学に無知な状態でもわかりやすく工夫されている構成になっています。
個人的には、ウエストのくびれの話や「好きな音楽を質問すれば、その人の性格が予測できる」などのコラムに興味を持ちました。
まあ、脳科学という分野に難しそうなイメージを持つ人が多いのかも知れないけど、基礎というか導入のきっかけになりそうな簡単な事例を提示したという点では、興味を抱く人を増やす効果はあるのかも知れない。
そうそう、この書評を書いている時に、アマゾンで検索すると、なんと2018年の1月にポチッてるではないですか…
もしかしたら、テレビのコメンテーターに中野さんが出ていて、どんなバックグラウンドの人なのかを探りに偶然ポチったのかも知れない… ただ、本は購入するけど、コミック的なものを何故自分が購入したのかは未だ不明、きっとその時だけ変な脳の働きが起こったに違いない… そう解釈しておこう。