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羽根田治著(2023)『これで死ぬ』山と渓谷社

人間は色々なことで命を落とすもの

Facebookで誰かが紹介していたので、kindle版をポチっとして購入しました。

死を扱う本は兎に角重い内容が多いけれど、この本ほど簡潔に淡々と記載されているのは珍しいかも知れない。

つまりは、人間というのは、ほんの些細なこと、例えばダニに刺されただけでも死に直面する生き物だということである。

個人的には現在癌サバイバーとしてステージ3Aにある自分ですが、深く自分の死について悩んだあとに、このような軽めの死の本が読めるまでに心が回復したのだと、何故か死を題材にした本ではあるけれども、心は軽くなった気がした。

また、こんなに些細な出来事が死と直結していると思うと、自分の死に対する思いも、そのような死と同列なのかも知れないと思ったりもした。

まあ、人間命を落とさないためには、先人たちの出来事から、自分を守るための教訓を得て、それを実行する以外にはないと思うに至る読書感でした。

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