お金のセンスが無い人の共通点 -コレをしてたら貧乏確定-
はじめに
今回はお金の才能が無い人・お金に縁が無い人の特徴を考えてみましょう。
標準以上のマネーリテラシーがある人間からすると、「あーコイツはダメだわ」って即断できるポイントがあります。
それが他人と比較するクセがあるタイプの人です。
「みんなどうしてる?」がデフォのキョロちゃんことキョロ充はお金センスゼロだってこと。
人間の中にも動物の魂が潜んでるので、マウンティングに精を出しちゃうのは本能的なもので仕方ないとも言えます。
絶対的な評価は脳の負担が大きく、大半の人は相対的にしか自分の立ち位置を把握できないからです。
ただその本能をしょうがないって放置してると、お金では苦労するハメになります。
本能むき出しの動物のままだとお金を失っちゃうってことです。
お金で苦労したくないならちゃんと人間になろうZE★
そこでこのノートでは、周りの人との比較グセがお金を失わせる理由を解説。
ワケを知り、自分の考え・行動を見直すキッカケにしてもらって、お金に苦労しない人類に進化してください。
比較でお金を失う理由1 「無限マウンティング」
冒頭でも触れたとおり、他人と自分を比較するメンタルをそのまま野放しにしてるとマウンティング狂になってしまいます。
本能を意識できずにそのままにしてる輩はみーんな猿山のサルってことです。
そして他人とのマウンティング合戦に必死になる人(サル)はやたらと外見やステータスに拘りがちです。
というのもそういうものの方が優劣の比較が簡単だからです。
最も分かりやすい例が、家とか住む地域とか車とかブランド品とか。
また最近だとインスタとかSNSの影響で、旅行とかご飯とかの体験までもがステータス化されちゃってますね。
こういうものはそのほとんどが課金必須で、上を目指すのに必死になるほど多くのお金を必要とするようになります。
そしてさらに悪いことに、この戦いには終わりがありません。
常に上には上がいてトップはただ1人だけ。
そしてそのトップ争いは全人類がちゃんと人間の理性を取り戻すまで続く。
さらにサル山なら頂上があるけど、現実の比較は天空まで伸びる豆の木で、上限なんてものもありません。
競争に必死になったとしても、ここだけは譲れないって一点に集中するなら傷は少し浅くて済みます。
ここぞって部分に絞って拘りを発揮するのを否定はしません。
そういうマニア・オタク気質が突き抜ける要因だったりしますしね。
ぼく自身も健康や運動、服など見た目に関わる部分だけは課金。
そして筋トレや健康の発信の材料にもなってます。
ただ大半の人はこうはなりません。
あれもこれもと競争の土俵をどんどん広げていってしまいます。
つまり縦にも横にもコストが肥大してく一方ってこと。
こうなるとコストが無限大に膨張していきますし、どれもこれも中途半端になってしまいます。
どの領域でも評価を得ることができないので、競争によるストレスも大きくなるわけです。
そんなストレスがまた浪費を生む原因にもなったり。
まさにお金を失う無限ループの始まり始まり~
比較でお金を失う理由2 「FOMO」
人と比べることで焦りや不安が増していき、お金に関する判断を誤りやすくなります。
その結果としてお金を失いやすくなるってのが2つ目の理由です。
その原因になるのがFOMO。
FOMOとは「Fear Of Missing Out」の略で、日本語に訳すと「取り残されることへの恐れ」となります。
簡単に言えば仲間外れにされたくないって心理。
人間は集団での生活を基本とする社会的な動物です。
なので、集団から外れることが大きな恐怖になるこの性質は誰しも少なからず持っています。
ただこの性質の影響度合いは、かなり個人差が大きいです。
周囲に関心を向けすぎる人ほど集団に対する意識が強くなるので、そこから外れることの恐怖はそれだけ大きくなります。
この仲間外れを恐れることでお金を失うことになる理由は大きく2つです。
①集団に所属し続けるためのコスト
②愚かな投資行動
集団に所属するためのコスト
1つ目のグループに所属するためにかかるお金は分かりやすいと思います。
行きたくもないママ友とのランチとかもそうだし、メイクとかオシャレとかブランド品とかもです。
カーストに所属し続けようとすれば、そのグループに相応しいものを持たなければいけません。
その基準って言うのも、1つ目で解説したマウンティングによって右肩上がりになってくので、カーストの年会費も爆上がりしていきます。
愚かな投資行動の加速
もう1つが今まさにホットな投資が典型例です。
市場が好調なので「1か月で○○万円儲かった」なんて発信をSNSでもよく見かけますね。
そういうのを見て焦りや損した気分を感じると思いますが、コレもFOMOの心理が働いています。
この焦りが過度にリスク志向を助長してしまい、損失をコントロールできなくなってしまいます。
「周りの声なんてノイズ」って割り切れないと、お金ではダメージがデカくなるので要注意です。
ちなみに最後にオマケで「今を逃したらもう買えません」ってのもFOMOの応用(悪用)です。
節約しようとしてセールに必死になってお金を失うなんて哀れなもんですね。
比較でお金を失う理由3 「基準が狂う」
他人のことを気にしていると、そこを判断の拠り所にする悪い癖がついてしまいます。
それによって判断の基準が狂うことで、またお金を失うことになる。
お金を使う時に限った話じゃなく、何等か行動する際には自分自身の判断基準に従うべきです。
何に対してどれくらいの価値を感じるか、すなわち価値観は個人ごとに異なっていて、コレって正解は無いからです。
ただ、この価値観を知るってのが言うほど簡単じゃない。
だからこそ、自分の価値観に従う原則を見失い、「皆がどうしてるか?」に判断を委ねてしまいがちです。
そしてこれを繰り返してるうちに、自分の価値観と世の中の普通を混同し、見分けがつかなくなってしまいます。
特に現代はこんな状態の人がかなり多いです。
レビューサイトの星とかSNSとか他人の意見を見れる環境が(もちろん悪い意味で)整い過ぎてますからね。
(だからこそよりいっそう貧乏人が増えてる)
他人を当てにしてしまって、自分なりの基準を見失うことの問題は大きく以下の2つがあります。
①過剰な出費
②フラストレーション
ムダな出費が加速していく
まず世の中の「普通」は一般的な給料水準の人からするとかなりオーバースペックです。
戸建てやマイカーなんて贅沢でも何でもないと思うかもしれませんが、残念ながら明らかに使いすぎ。
お金に苦労して当然と言えます。
多くの人がお互いを当てにして判断してるため、この贅沢が当たり前かのように感覚が狂っていってしまってるだけです。
収入水準の違う人たちが支出だけを高い水準で横並びにすれば、お金に困る人が続出するのは当然。
さらに浪費を加速させる要因
また膨大なお金を贅沢に垂れ流したにも関わらず、それだけの金額に見合うような恩恵は得られません。
自分の好みではなく世間の好みに合わせてお金を使ってるんだからこれまた当然。
(世間を喜ばすためにお金を使いたいならご自由に)
そしてお金を使ったのに満たされないってフラストレーション・ストレスが新たな浪費を加速させて行きます。
自分としっかり向き合って、自分なりの正解を導き出すって苦労をしなければ、お金をただ垂れ流すだけになるってことです。
比較でお金を失う理由4 「言い訳し放題」
そして最後のコレが最も深刻な問題で、無意識に陥ってしまってる人も多いと思います。
他人と比較することがクセになってしまうと、あらゆることをやらない・できない言い訳が氾濫しがちです。
もっともベタなのが収入の比較です。
貯金の出来・不出来は収入の多さに比例すると思われがち。(勘違い)
他人・世間の平均に比べて給料が少ないことを、自分が貯金できない言い訳にしてる人は非常に多い。
「こんな収入じゃ貯金できない」・「収入が増えたら貯金しよう」的なやつはまさにこの症状です。
「そんなに高収入なんだから貯金できて当たり前」なんてのも、この派生形として存在します。
また最近だと「独身貴族」「こどおじ」なんかも僻みの対象になってます。
結婚もしてなくて子供もいない、ましてや家賃すらほとんどかかってないなんて、貯金・資産形成の視点では非常に有利です。
(どうも、独身貴族です)
他人の恵まれた部分と自分の境遇を比較して、「こんな可哀想な自分は貯金できなくても仕方ない」って言いたいわけですが、こんなものは言い訳になりません。
というのも、他人の貯金がいかに有利に進もうが、自分の資産形成には何の関係も無いからです。
何より「結婚」・「子供」・「実家を出る」などなど、いずれも自分自身で選択したもので、これを不遇と考えるのはおかしな話です。
他人を気にすることの問題というより、マインド・考え方の問題とも言えますが、残念なことに思考が働く成熟した人はそこまで多くありません。
なのでそもそも他人を気にすることを止めるのが根本の対策になるはずです。
まとめ
他人を気にしたり比較することがお金との縁を薄くしてく理由についてでした。
比較=マウンティングって言っても過言じゃないくらいで、他人を気にすると猿山の頂上争いに参戦することになります。
そしてこの猿山には頂上はありません。
無限に続いてく比較競争によって無限にお金を失っていきます。
また最近の投資ブームで顕著になりつつあるFOMOもお金を失わせる原因になります。
儲けそこないたくないと愚行に走ったり、協調を重視するあまりムダなものにお金を使ったりしがちです。
みんながどうしてるかを気にし過ぎることにより、世間一般や平均、普通などの指標を行動の指針にしてしまいます。
自分の価値観から大きく外れることになりますし、収入に見合わないお金の使い方になる可能性も高いです。
実は野原家の暮らしってかなりレベル高いんですよ。
なんてったってひろしは商社の係長ですからね。
あなた、またはあなたの家の稼ぎ頭にそれ以上の甲斐性はありますか?
そして最後に行動しない言い訳が強化されていきます。
恵まれた他人と恵まれない自分を比較して、「できなくてもしょうがない」って思考になりやすいからです。
(何もしょうがなくはない)
とは言え他人が自分より有利だろうが、自分がやるかどうかには全く関係ありません。
こういう当たり前の事実からも目を背けてしまい、貯金や投資をできなくなり、より恵まれなくなる無限ループに落ちて行きます。
今回解説したのは、どれも比較したらほぼ自然に陥ってしまう蟻地獄のようなものです。
比較そのものも本能のようなもので避けにくいですが、その先に広がる地獄を考えて、「うちはうち、よそはよそ」精神を培って行きましょう。
てなとこで。