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【年初挨拶】2025年の主要な取り組みを社内共有しました―AIを軸にしたコールセンター事業と水産ビジネスを新たなステージへ
少し遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。
ファンヴォイスの須田です。
今回は、昨日社内で共有した「2025年の主要な取り組み」について、皆さまにもご紹介していきたいと思います。
AIやオートコールシステム、通販事業、水産販売代理事業など、一見するとバラバラな領域を扱っている様に見えますが、私たちが描く未来に共通するのは「お客様の声をカタチに!×新しいテクノロジーをもっと身近に!」の掛け合わせで、より豊かで便利な社会を実現するというテーマがあります。
今年は会社に大きな負荷を掛けて、最大限ストレッチゾーンで1年間やりきるため、例年以上に領域も数も縦横目いっぱいに広げて取り組むことにしました。
1.テクノロジーイノベーションの推進
今年から本格始動するコールシステムの領域では、まずはIVR(自動音声応答)+SMS(ショートメッセージ)自動送信を搭載したサービスを皮切りに、AIを中心においた次世代コールシステムの開発~リリース~営業展開のサイクルを回していきます。
三つの主要サービス
AI対話完結のAIオペレーターシステム
AIが電話対応を完結できるレベルまで高品質化し、有人オペレーターの負担を減らしながらも顧客満足度を高めるシステムを目指します。効率的かつスピーディーな電話応対で、お客さまの「待たされ感」を解消することが大きな狙いです。
アウトバウンドオートコールシステム
AI応対のオートコール機能を搭載することで、新規顧客へのセールスやアフターサービスを自動化。人手不足やコスト削減の課題に対応しつつ、お客さま一人ひとりに合った情報を提供するパーソナライズにも注力していきます。
入電メール通知機能
お電話を受けた際、その情報を即時にメールで担当者へ通知する仕組みを整え、迅速かつ的確な対応を可能にします。お客さまからのご連絡に取りこぼしなく応えることで、ビジネスチャンスを逃さない体制を実現します。
これら三つのサービスを段階的にリリースしながら、「人を介さない完全AIコールセンター」を2025年内に実現するという、ちょっと攻めた目標に挑戦中です。
2.水産事業&自社EC事業の強化
AIやコールセンターとは一見対極にあるように思われがちな水産事業ですが、実はここにも私たちの得意分野であるデジタルマーケティングとEC施策を活かそうとしています。
水産販売代理事業
北海道の水産業を支援し、水産資源を守りながら良質な海産物を広く日本全国に届けていくことがミッションです。干物を中心にした卸販売はもちろん、AIでイチから再構築したデジタルマーケティングを活用し、個人向けECショップにも力を注いでいきます。北海道外にお住まいの方にも、美味しい北海道の恵みをもっと手軽に楽しんでいただける体制を整えていく予定です。
EC事業(LLE82ブランド)の強化
自社のオリジナルブランド「LLE82」では、既存の公式オンラインショップに加え、Shopifyの新チャネルを開設。Shopifyの豊富な機能と利便性、そしてAIを本格的に活用した広告運用を組み合わせることで、新規顧客の獲得を強化していきます。よりユーザーが使いやすいECサイトに育て、ニーズを細かく汲み取りながらブランド展開を加速させる予定です。
3.社内体制の抜本的強化
どんなに優れたサービスや商品があっても、それを支える「人」と「組織」がしっかり機能していないと意味がありません。そこで私たちは以下のポイントを中心に、社内体制を見直しています。
営業部門の増員、専門性の強化
AIコールシステムや水産商材など、複数の事業領域を展開する中で、それぞれに特化したノウハウを持った人材を増やしていきます。
アナログとデジタルを融合した新規開拓専門チームの設置
突飛なアイデアやデジタル施策に長けたスタッフと、昔ながらの営業力を持つスタッフがタッグを組み、新しいお客さまとの接点を創り出します。
スタッフ一人ひとりのスキル向上を支援する教育体制の確立
現在も研修や勉強会を定期的に実施していますが、AIが進化するスピードに合わせて学びを絶やさない仕組みを整えていきます。
カスタマーハラスメント対応ルールの明確化、メンタルケア体制の確立
コールセンター業務においては、オペレーターのメンタルケアが欠かせません。カスタマーハラスメント対策や相談体制を整え、社員が安心して働ける環境づくりを強化します。
4.AI技術の活用
最後に、AI分野におけるさらなる取り組みについてご紹介します。詳細はリリース時に改めてご説明出来ればと思っておりますが、これまで培ってきたAIコールシステムのノウハウを活かし、生成AIのビジネス導入・活用支援センター「プロンプトナビ」の立ち上げ、コールセンターのオペレーターに特化した「AIメンタルカウンセリングサービス」などの新サービスの試作・開発を進めていきます。
AIを活用した新しいサービスを通じて、私たちは北海道のAIリードカンパニーとして「AIのことならファンヴォイス!」と言われるような専門性と競争力を確立したいと思っています。
おわりに
2025年は、AIの進化とデジタルマーケティングの拡張、そして人の可能性を最大化する企業体制の構築を目指して、社員一同が全力で取り組む年にしていきます。もちろん、水産事業における自然・環境への配慮も忘れずに、地域社会とともに持続的な成長を目指してまいります。
今後も皆さまのご期待に応えられるよう、そして新しい価値を生み出せるよう、一歩ずつ前へ進んでいきます。引き続きご支援・ご指導を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
変わらぬご支援とご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
何かのご参考になれば幸いです。
すだのぶひこ