ニーナ@CSJ

この星は、私の星じゃない。 心と人生の欠落に向き合う試み。

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最近の記事

「アットホームな職場」が怖い

前回の「私のような人がどこにもいない」の続編のような記事です。 最近、数ヶ月の失業(職業訓練含む)期間を経て就職しました。 アクセスは極めて悪く、求人票には「アットホームな職場」とある。それでも職場見学を経て断られることが続き、自信をなくしていた私はその仕事を受けることにしました。 そもそも、前回記事に書いた通り、年齢だけいっていて経験のない私のような人間に選べるほど仕事があるはずはありません。また、勤務時間の要望などかなり自由がきくとのことで、有り体に言って「ゆるそう」

    • 私のような人がどこにもいない

      物心ついた頃からいつも、私はなんとなく周囲からズレていました。 原因は生まれつきなのか親の育て方なのか、多分その両方とその他の何かだと思いますが、もう確かめることはできないし、考えても仕方ありません。 自分の何かがおかしいのは分かるが何がどうおかしいのかは分からなくて、人生の大半を、普通の人のふりをする擬態と粉飾に費やしてきたような気がします。普通の人が普通に分かることが私には分からず、普通の人が普通にできることが私にはできませんでした。 私は長らく、自分のことを人間のふ

      • 死んだ元夫が化けて出ないと思う訳

        先日、連続テレビ小説「虎に翼」が完結しました。 示唆に富む良いドラマでしたが、今回はその内容についての話ではありません。作品中、亡くなった身近な人物が幽霊となって現れるという展開が度々あり、それを見ていて考えたことがあるので書いてみます。 と、言ってもスピリチュアルな話ではありません。現実の霊がどういうものかは分かりませんので、とりあえず「虎に翼」のようなフィクションでの描かれ方をもとに考えてみます。霊が現れる要因は、残された誰かへの強い想い、または絆。そういうものによって

        • X-MENシリーズ総復習第3回 X-MEN(第1作)

          デッドプール&ウルヴァリンの衝撃をきっかけに過去作を見直す第3回です。 今回は記念すべき第1作「X-MEN」について。 参考:第1回 ウルヴァリン:X-MEN ZERO    第2回 LOGAN (※過去作含め全てネタバレありです) 全てはここから始まった、バック・トゥ・ザ・24年前。 さすがに古臭さを感じるんじゃないかと思っていましたが、今見ても十分面白い。むしろ今だからこそ見えてくるものすらあります。ミュータントを社会に対する脅威とみてその危険性を煽り、登録して可視化さ

          AIにデッドプールとウルヴァリンを描かせてみた

          性懲りも無く、AIに絵を描かせようとして敗北しています。 かっこいい見出し画像を作りたいのですが、どうしてもうまくいきません。デッドプールとウルヴァリンが戦っているところを描かせようとすると、以下のような感じ。 なんで背景が月なのかなあと疑問を抱きつつ、「マッドマックス風の背景にして」と、注文つけたら出てきたのが以下。 AIには得意不得意があるようで、デッドプールはどのバージョンでもかなり忠実に再現されています。どういう理屈なんでしょうね。 もう、AIに描かせるのは諦め

          AIにデッドプールとウルヴァリンを描かせてみた

          X-MENシリーズ総復習第2回 LOGAN 

          デッドプール&ウルヴァリンの衝撃をきっかけに過去作を見直す第2回です。 前回の「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」に続き、今回は「LOGAN」について。 (※過去作含め全てネタバレありです) いきなりですがこの映画、とにかく救いがない。 以前見た時もそう思いましたが、今回は7年経って自分もかなり人生の悲哀を経験し、この作品で繰り広げられる悲劇をより身近に感じてしまった気がします。 ローガンは治癒能力を失い不死身ではなくなり、チャールズは認知症に。そんな哀れな状態になって

          X-MENシリーズ総復習第2回 LOGAN 

          AIにローガンとローラを描かせてみた

          絵を描くのが難しいのでAIに描かせようといろいろ試行錯誤しているんですが、やってるうちに1人で楽しむのはもったいないような気がしてきたのでちょっと集めてみました。 映画「LOGAN」の年取ったローガンと子どものローラを描いてほしかったんですが、なかなかその要求が通じませんでした。 これで全部じゃないですが一応これくらいにしておきます。 お騒がせいたしました。 おまけ↓

          AIにローガンとローラを描かせてみた

          X-MENシリーズ総復習第1回 ウルヴァリン:X-MEN ZERO

          デッドプール&ウルヴァリンの衝撃から過去のシリーズ作品(映画)を見直しているのですが、せっかくなので感想を書いていくことにしました。 一応、制作順でも時系列順でもなく見たい順番に見ていきます。 ではまず「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」から。 ウルヴァリンの原点が描かれている作品ということで、私の最も好きな作品でもあったのですが、久々に見て割とあっさりした印象だったのが自分でも意外でした。むしろこれの後にに見た「LOGAN」の方が印象深くて、公開時とは逆。 もちろん、

          X-MENシリーズ総復習第1回 ウルヴァリン:X-MEN ZERO

          デッドプール&ウルヴァリン ネタバレあり映画感想あるいは妄想

          デッドプール&ウルヴァリン。 この映画を見て、思うところがありすぎるのでつらつら書いてみました。 ※ネタバレを多分に含みますので見てない方はご注意ください。 まず私の背景。ウルヴァリンを中心としたX-MENシリーズが好きで第1作から見ていますが、それほどコアな映画やアメコミのファンではありません。 とは言え、今調べたところ第1作が公開されたのが2000年だそうですから、既に約四半世紀に渡る付き合い。その一連の作品群も「LOGAN」で終焉を迎え、もう二度とヒュー・ジャックマン

          デッドプール&ウルヴァリン ネタバレあり映画感想あるいは妄想