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子育ては「幸せな子供時代の追体験」とすると、毒親育ちで子供を生んじゃった人はどうする?

【毒親】という言葉はいつから聞くようになったのだろうか。
まず、毒親の定義を考えてみる。

私は最近、TikTokでバッドホップというラップグループを知った。命を脅かす、身体的虐待を受けて育ったメンバーもいるらしい。芸人の青木さやかも自身の母親を毒親と言っていたのをテレビで見たことがある。

(芸能人の見聞きした情報は、うっすいです🙇‍♀️)

私が今日【毒親】として書きたかったのは、身体的虐待レベルではないが、子供に気を遣わせる“毒親”である。

お母さん、なんか大変そう。
お母さん、なんでいつも笑ってないんだろう。
お父さん、なんでいつも眉間に皺が寄ってるんだろう。
お父さん、私が「お母さん」を呼ぶとなんで怒るんだろう。
お父さんはなんでいつもいなくなるんだろう。
お母さんとお父さん、なんで楽しそうじゃないんだろう。

(さまざまな家庭環境があると思いますが、本ブログの子供の気持ちは一例として書いています)

子供は一番身近な両親から、自分の前提をつくり、【社会】を学ぶ。社会で生きていく土台となる【価値観】をつくっていく。

小学校に入ると、お友達のお家と自分の家庭と比較し、自分が当たり前だと思っていたことが当たり前じゃなかったことにも気がついていく。

両親の次に期待するのは、学校の先生。だが学校の先生も「人間」であることを知る。

〇〇ちゃんのお家は、家族で旅行に行くんだ。
〇〇ちゃんのお家のお父さんは、子供にあんな顔で笑いかけるんだ。
〇〇ちゃんのお母さんは、いつも化粧をしてるのか。

なんで?と親に問いかけたら、
感情的に怒られ、疑問を持たないようにコントロールされるか、
ヨソはヨソ。ウチはウチ。
と幼い時から考えない方が楽であると洗脳されていく。

大人の言うことを聞くと褒められるぞ。
大人の手伝いをすると褒められるぞ。
テストの点がいいと褒められるぞ。
お小遣いを使わないとお母さんが喜ぶぞ。

お母さんの笑顔を見たいから、頑張る。頑張る。頑張る。



子供にとっての「愛」と「幸せ」はお母さんの笑顔だった。

「弱い愛」と「薄い幸せ」しか知らない子供は、「なんか寂しい」を抱えて、身体は大人になっていく。

話をタイトルに戻す。
子育ては「幸せな子供時代の追体験」とすると、毒親育ちで子供を生んじゃった人はどうする?

心理学部出身で、幸せになりたいと民間の心理系の講座を受けた私が、12項目でまとめてみることにする。

①自分は毒親育ちだったと認める
②過去の寂しかった悲しかったを発散、消化する

③幸せをやると決める。決める。決める。
(決めるのが大事。カーナビで目的地を設定するようなもの)

④立ち止まって【落ち着く習慣】を身につける。
何のためにこれをしてる?
⑤日常生活で人の目からくる“我慢”を徹底的にやめる。やめる。やめる。
⑥親である自分が、まず楽しむ。笑う。勇気を出す。(挑戦する。)そのための「余白」を生み出す。生み出すために、お金を使う。人を頼ってみる。
※「余白」があれば、子供が子供らしい振る舞いをしても、いちいちイライラしないし、子供を放置したりしない。
※挑戦はしたい人がする。

⑦毒親育ちである自分の脳の“考え”は疑う。
⑧自分の目的地に近そうな環境(コミュニティ)に身を置く。※SNSだけの情報ではなく、実際に会った自分の感覚を大切にする。自分の人生だから。

⑨自分責めは時間の無駄。
いつでもどこでも誰よりも自分の味方ではいるが、毒親育ちの自分の“考え”は疑う。他人に対する恐れや怒りは妄想であることが多い。実害のある場合は、事なかれ主義はしない。子供が親の背中を見ている。自分の大切な人生を大切にする。

⑩幸せをやる時間、挑戦する時間、時間を意識する。

11.気がついたら、温泉に浸かっているような幸せが当たり前になっている。

12.振り返ったら挑戦を楽しめる自分になっている。

13.気がついたら、目的地についていた。あるいは、目的地ではないところにいても爆笑してた。

(実はこれは毒親育ちの私が、今取り組んでいることだったりする🙇‍♀️)

子供は、語彙の数が大人より少なくて表現はできないが、いつでも親を見ている。どんな親でも愛している。

毒親育ちで子供を生んじゃった私たちは、子供の子供時代を奪わないために、「なんか寂しい」を外側に求める「負の連鎖」を自分の代で断ち切るために、親から学んだ「普通の幸せ」を疑い、勇気を出して「自分の幸せ」をやるのである。


おわり。

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