場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)の画家展へ行く
ども。猫マタこと猫にマタタビです。
このnoteでは、Twitter婚をした私達夫婦の日常や、私の病気のことを記録しているものです。
現在、中津万象園・丸亀美術館では SANAMI作品展「心のかけら」 in丸亀美術館 が開催されています。
バイト先で、たまたまついていたNHKのニュースで、この展覧会が紹介されていました。
SANAMIさんは滋賀県の画家さんで、地元 滋賀県以外での展覧会の開催はこの丸亀美術館(中津万象園)が初めてだというローカルニュースです。
テレビでは作品はチラッと映っただけで、どちらかというと【障害者が絵を描く】ということを取り上げていました。
場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)は精神的な疾患です。もちろん手足が不自由な身体の障害ではなく、精神の障害です。
私はSANAMIさんの「心のかけら」を観ておきたいと思いました。
さっそく夫を誘って、次の休日に一緒に美術館へ行って来ました。
SANAMI作品展 心のかけら
SANAMIさんの作品の中には、カラフルな配色の動物や草木、虫などたくさんの自然が描かれていました。
ガラスケースには、絵手紙の様な落ち着いた作品の展示もありました。
私が一番好きだと思ったのは【ニホンミツバチ】という作品。ブルーの絵の具で描かれた大きなミツバチは、書き手の繊細な心が素直に現れた素晴らしい作品だと思いました。
夫は【赤いトラクター】という作品が気に入ったようです。
また、単色のボールペンでびっしりと書いた絵の中に言葉が沢山散りばめてある作品がありました。
普段私達が使う日常の言葉。
思わず、無料の脳内メーカーで私の名前を入れてみたら「喜」と「休」が出てきたのを思い出しました(笑)
全く似てもいないし、全然違うものです。
私達は毎日どれだけ大量の言葉を無意識のうちに呟いているんだろうかと、唖然としました。
小さな丸の中にポツリポツリと言葉が書かれています。声に出せない声が描かれていました。
思ったことを言葉にすることが、どれだけ健康的なことかとしみじみと感じられる作品でした。
精神的な病気で用いられる認知行動療法は、物の見方や捉え方を変えて本人が自信を育んだり、成功体験を得ることをアプローチします。
SANAMIさんの絵が素晴らしいのは環境の素晴らしさでもあるのでしょう。
家族や関わってくれる人達が本人の努力を認めることが認知行動療法でも大切とされています。
うつ病の私は行動分析学を基に、夫が関わってくれることで認知行動療法と同じような効果が得られているのだと思います。
残念ながら、芸術の才能は持ち合わせて居ないので、しがない障害者雇用のアルバイトですが(笑)
それでも少しずつ自信をつけて、自宅で引きこもりだった私が働きに出れるようにまでなりました。
帰ってからSANAMIさんがInstagramをされていることを知り、感謝とご挨拶をさせて頂きました。
この猫マタ折り返し日記は、自分のアウトプットの場です。未熟な文章力ですが、これも実力。
長々とお付き合いありがとうございます。
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