#16 親の思いは時として‥
3月、成績処理が終わって
3月は学年末テストが出てきて採点・返却・成績・観点別等など‥夜遅くまで作業をしますが、ようやく成績処理が終わり(やった!)先日英語科の非常勤の先生(A先生)とランチをしました。A先生はとても優秀で、幼い時に海外経験もあり(!)、私が学生時代にあこがれた成育歴そのままの方(笑)。いつも飄々としているし、話も面白いし、毎日忙しくも楽しそう♡と思っていました。
A先生が自分の娘に言われたこと
ただ最近、成人した娘さんに
「私は愛されて育てられなかったからね」
と言われたそうです。
娘にそんなことを突然言われて、びっくりするかと思いきや、
A先生は「愛しいと思って育てなかった」という自覚があったのです。
A先生は、「娘さんが高校生の時に「東大、東大!東大に行け!」と発破をかけたがゆえに(娘もその期待に応えるべく頑張っていた)…とうとう高三の夏に心も身体も衰弱しきってしまい、バーンアウトしてしまった。」
「娘は器用になんでもできたので、もっとやれ、もっとやれ!と勉強や理想を押し付けてしまったと、娘は可愛いが、そこに愛情は無かった。」
と、後悔されたように話してくれました。
実はA先生自身も
A先生はなぜそうなってしまったか?
結局A先生もやはり親から、
もっとやれ、もっとやれ!と親の期待に応えるように(応えられたからすごいけど)生きてきたと、
そしてそれを自分の娘にもやってしまっていたということを
娘の言葉で気が付いたと。
A先生は娘さんに自分の生い立ちを話し、娘さんも
「ならしょうがないわよね~(呆)」それに理解を示したそうです。
(娘さん偉すぎやしないか?)
「私は愛されて育てられなかったからね」は連鎖する‥?
最後笑い話にするあたりは、さすがA先生、といった感じでしたが、
とても考えさせられる話でした。
自分の子どもに期待をかける(かけられる)あたりはちょっと自分にも重なる話。昭和あるあるかもしれません。
私は…自分の娘には自分のできなかった経験やしたいと思うことをやれる限り実現してあげたいと思うけれど、それが押し付けにならないように、そして過度なストレスにならないように、気をつけるだけかもしれませんが…。