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#5 マイクラ教材でピンボールをやったら大好評だった


マインクラフトとは?

マインクラフトは、無限に広がるブロックの世界で、資源を収集し、建物を建て、冒険に出ることができます。このゲームは、子供たちに空間認識、資源管理、計画立案といった重要なスキルを教えることで、教育的な価値も高く評価されています。また、マルチプレイヤー機能を通じて、協力やコミュニケーションのスキルを育むこともできます。発売以来、世界中で数億本以上が販売され、あらゆる年齢層の人々に愛されています。このゲームは、単なる娯楽を超えて、教育ツールとしても多くの学校や教育機関で活用されています。

プログラミング学習と相性がとてもいい!

マインクラフトは、プログラミング学習としても相性抜群です。
子供たちに対して基本的なデジタルツールの概念を教えることもできますし、マインクラフトエデュケーションエディションでは、ブロックベースのプログラミングツールを使って、プログラミングの基本的な概念を学ぶことが出来ます。

この教育版では、生徒たちはゲーム内でプログラミングコードを使用して、世界を変更したり、自動化したりすることができます。これは、プログラミングの基本的な原則、問題解決のスキル、システマティックな思考を育むのに役立ちます。また、マインクラフトを通じて子供たちはプロジェクトベースの学習に取り組み、創造的な解決策を模索することを学びます。このように、マインクラフトはゲームプレイを通じて子供たちにコーディングとコンピュータサイエンスの重要な基礎を教える、効果的な教育ツールとして機能しています。

授業概要

僕が作る授業の流れはだいたい決まっています。目標はプログラミングを完成させて、用意されたゲームを完成させることです。今回でいうとエージェント(マイクラエデュ内に出てるプログラミングで動くロボット)をピンボールの発射台に乗せてそれを打放ち得点の箇所に落ちるプログラミングをすることです。

そのための流れは下記です。
①今回やることの提示
マイクラピンボールの完成動画を見せてイメージを作ってもらいモチベーション獲得。


②上記に関することのクイズを3問
クイズによる知識の獲得とコミュニケーションを図ります。


③プログラミングを作りながら基礎学習
楽しい時間が待っていることを提示してから、プログラミングのベースをつくっていきます。


④応用問題
上記を説明してプログラミングの応用問題に挑戦してもらって学習を深めてもらいます。


⑤実技の時間
プログラミングが完成したので、目標を設定して遊びます。このときにプログラムを改造することで楽しみが増えるように目標を設定しています。
なので子供たちはどんどんプログラミングに触れていきます。

ポイントは数字を使うことだった

今までお宝探し、川柳、ダンジョン、絵画などいろんなテーマでマイクラプログラミング教材を作ってきましたが今回生徒受けがよかった理由が数字を使った得点ゲームの可視化が良かった点にあると思います。スクラッチなどで変数を使った得点ではなくて得点が書いている下記のブロックを使いました。元素記号のブロックです。

ここにボールの役割をしているエージェントが落ちてはまります。デジタル世代の生徒たちにとって得点の価値というのは集めることではなくて使えることでした。このポイントを使って前回の自分の得点や他の生徒と競うことで授業は盛り上がりました。いままではポイントシステムを作るだけの授業が多かったので当たり前のことだったのですが、得点を使う視点が大事でした。

まとめ

最初はギャンブルのコンテンツは子供にも共通で楽しめるものなのかなと感じました。それもあると思いますが子供たちの集中は高得点を集める方法に集まっていました。ゲームをよくするので得点を集めるという思考は強いみたいです。それで自分のスキルの価値を図っているみたいです。プログラミング学習の課題は数字を使った自己評価を可視化出来るものをおすすめします。

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