『悪魔のゾンビ天国』(1989)
悪魔の毒々モンスターなどで知られる、「トロマ社」制作作品。
メリーランドの田舎道を走るジープには、全人類を絶滅させてしまうほどに強力な放射性物質が入ったドラム缶が乗せられていた。
運転していた軍人がよそ見をした際にジープが大きく揺れドラム缶が道の脇へと転がって行ってしまい、慌てて軍人はドラム缶を追って行ったがその先には銃を構えた住民がいて、軍人は驚いてドラム缶をその場に残して逃げてしまった。
一方、酒造りをしていたある家族がこのドラム缶に目を付けて、放射性物質が入ったまま酒を製造してしまう。
そうして出来上がった緑色でいかにもやばそうな酒は町中に配達され、これを飲んだ住民たちは次々とゾンビ化していき......。
さすがトロマ映画。
真面目に見てはバカを見るクソ映画を作らせたらトロマ社の右に出るものはいないだろう笑(いい意味で)
おそらくかなりの低予算(というより毎回)で撮られたであろう色々な事情があるのか、ゾンビのメイクは白塗りに目元を黒く塗るという安っぽさに、目が回りそうな貧相なエフェクトにゴム感満載の内蔵たち、もう本当に最高.....
ストリートもツッコミ所満載。
人類が絶滅してしまうほどの放射性物質をジープの荷台に積んで運んでしまう適当さ......
登場人物のほぼ9割がバカなのもいい。
何と言っても、ゾンビ酒を哺乳瓶に入れて赤ちゃんに飲ませてしまう狂気ママがやばい。
最後の方のカットでその赤ちゃんもゾンビになってたけど、演技とかできる歳じゃないからカメラの方を見て笑ってるんだよね......癒される。
時間を無駄にできる方是非!笑