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【試食から見えたお菓子への姿勢】

イルローザでは、お菓子の商品化を決める際、

社長が試食をする最終審査があります。

社長が食べて、承諾しなければ、どんなにおいしくても、

前衛的なアイデア菓子でも、お店に並ぶことはありません。

「イルローザの試食は非常に厳しい」

当社のSNSで頻繁によく見かけますが、

”大袈裟でしょ~” 

実際どれだけ厳しいのか、気になりませんか?

そこで社内で、

最も試食提出が多い製造課長と、
社長の試食姿を一番近くで見守ってきた専務の、

2人に”共通の質問”をしてみると、イルローザの試食への姿勢が浮き彫りになったので、ご紹介したくなりました。

この記事を読むと、イルローザのお菓子の味わいがさらに奥深くなると思います。

その質問とは、

【社長が試食で一番見ていることは?】です。

~製造課長インタビュー~

〈製造課長の経歴〉
・お菓子製造18年
・課長歴7年
・これまでイルローザで一番試作を提出した人


ーー社長が試食で一番よく見ていることは?

ひと手間足りない

口に入れた時、全体のバランス感が取れてない 

この2つかな。

どちらもお菓子を食べた時の感動を求めているんだよね。

お菓子の一部分だけが美味しかったり、少しでも味のバランスが悪かったりすると、突っ込まれるよ。

ーーだから職人は、細部までこだわるんですね
そうそう。

お菓子を開発する時は、必ず目的を決めているよ。

どんな層のお客様を感動させたいか?とか、

食べたお客様にどんな風な気持になってもらいたいか?

一番大切なことかな。

限られた時間の中で、原価表や予算を気にしながら、時間はかかるけど、おいしく作るために工夫をする。

そうやって気持を込めると、素材の味が伝わる、感動するお菓子になるんだ。

ーー食べる人のことを常に想像するんですね
そうだね。

作る人の想いがないと、どんなに凄い高価なモノや斬新なアイデアでも、薄いお菓子しかできない。

それじゃ絶対に社長は頷かないし、
お客様の心に響かない。

ーーだから、想いが生まれるんですね

その典型的な例で、過去にある製造メーカーの素材を提供され、開発・委託されたお菓子がありましたが、

その時、メーカーの社長・社員が「これでお願いします」と言っておられたのに、

当社が「こんなクオリティではお出しできません」「もっとおいしく作らせて下さい」と断った例があります。

それくらい、イルローザが提供するお菓子に責任を感じて作っているんです。

~岡田専務インタビュー編~

〈岡田専務のプロフィール〉
・現会長(創業社長)の妻で、現社長の母親、長年イルローザを共に支えてきた
・社長の試食姿を一番近くで見守る

ーー社長が試食で一番よく見ていることは?

体にやさしく、心に響く美味しさか

これだけだと思います。

イルローザの開業の前身、(当時、徳島にほとんどない)カフェレストランの時代から、先代がずっと大切にしてきたことです。

添加物をできる限り使わない、安心・安全で美味しいお菓子づくり。

誰もが作りやすいお菓子にするのは、簡単ですけど、あえて難しく手の込んだ品質に挑戦するのは、食べる人の気持ちを第一に考えているからです

ーー36年たった今もブレないですね

製造課長と専務。

2人の質問への回答は違っても、どちらも
「食べる人の気持ち」を一番大切にしていました。

イルローザの試食に対する厳しさの意味が分かった気がしました。

こうして、社長審査を通り、店頭に並ぶお菓子一つ一つは、大切な人と食べたり、渡したりする”お客様の気持ち”を一番大切にしています。

だからこそ、店頭に並んだお菓子でも、平気で何度も改良を行い、常に良いものを提供しているんだと、

試食は、イルローザのお客様を想う「真心」で、全て繋がっていました。


イルローザ公式サイト

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