【子供からのリクエストが絶えないケーキ】
「今年もこいのぼりがいい!!!」
毎年、こどもの日ケーキの中で、最も可愛いキャラクター性で、こどもからのリクエストが絶えないロールケーキ。
今年はさらに可愛くなってしまいました。
4年ぶりの復刻で、見た目を一新。
それが、こちら
去年と見比べると…
すごい可愛くなりましたよね!?
新しくなったにも関わらず、名前は、
去年と同じ「こいのぼりロール」です。
イルローザは、お菓子のレシピ・見た目等が変更されても、名前が変わることはありません。
それは、作ったレシピを尊重し、過去よりも今、今よりも未来でもっとおいしいお菓子を作ると決めているからです。
例えば、当社の代表商品マンマローザは、餡と生地がしっとりする一体感を求めて、何度改良したら気が済むんだというくらい、数えきれない回数の改良が年月をかけて行われています。
「昔より、段違いでおいしくなりましたよね」
昔から食べてきた方たちは、皆、口を揃えておっしゃっていただけますが、確かに、誰が食べても分かるくらい、クオリティが上がっています。
このようにマンマローザはとても分かりやすいですが、 店頭に並ぶほぼ全てのお菓子が、同じように改良されています。
地道で微妙な改良なので、変化に気付くのは難しいかもしれません。
しかし、続けていると、
「あれ?なんか前食べた時よりおいしいな」
このようなお声をいただくと、イルローザはとても喜びます。
今回ご紹介する、こいのぼりロールも同じです。
かれこれ10年以上リリースしてきて、今では、こどもの日にかかせないロールケーキになりましたが、過去変更した回数は4回以上。
小さなレシピ変更の数は、やり過ぎて、もう分かりません。
そうして、ようやく今、最高の状態に到達しました。
今回はこのケーキの完成秘話についてご紹介します。
「去年のこいのぼりロールもいいけどさ、やっぱりもっと可愛さが必要だよ」
「それなら大変だけど、昔のこいのぼりロールが一番でしょ」
「そうだね。でもあのレシピ、完成するまで、ホント大変だったね…」
今回のこいのぼりロールは、鯉のウロコ模様をクレープ生地で表現しました。
しかし、このクレープ生地になるまで、シュークリームの皮「シュー皮」をロールケーキに巻いていました。
シュー皮は、焼くと凸凹して、迫力が増す反面、皮の端っこがカリカリになって、
頭と尻尾の部分が硬くなりやすく、
均一な食感を目指すのに、苦戦しました。
そして、食べた時に、ケーキよりもシュー皮が、口の中で残ってしまい、おいしいけど納得できない!!!という課題がありました。
どうするかなあ。
そんな時、
「クレープ生地なら、いけそうじゃないですか?」
この提案を遊び感覚で実践してみると、ロールケーキとクレープの一体感が生まれ、見た目の可愛さが増してしまうミラクルが起きました。
しかし、ミルクレープのように何層もクレープ生地を挟むわけではないので、外側一枚だけなので、生地感にこだわり、完成しました。
食べるのがもったいない、可愛さですが、
カットしてみると、贅沢な4.5粒!!!!
の苺が入っています。
口に入れて味わうと…
ミルクレープのようで、クレープが外側の一枚だけだから、ミルクレープほど、くどくなく、ほのかな甘みを感じる優しい味わい。
カットしてみると、生クリームが多そうに見えるのですが、
まるまる入った、苺の大きさ、
クレープを巻いた一工夫によって、
生地と苺が口いっぱいに広がり、
まろやかな味わいで、あっという間に食べ終えてしまいます。
クレープの生地は、あえて油分を入れずに焼き上げ、あっさりさせたことで、ロールケーキとの一体感を生み出しました。
よく食べるクレープ屋さんのクレープより、
あっさりと素朴な味がします。
こいのぼりロールで最も重要なのは、見た目です。
現状に満足せず、常に見た目を追求する。
ですが…
イルローザは見かけ倒し、食べた時にがっかりされることを絶対に許さないので、見た目とおいしさがセットです。
その結果、
「こいのぼりロール可愛い!」
「あれ?去年食べた時よりもおいしい!!!」
見た時・食べた時に、このような反応をいただけることを想像して、こいのぼりロールは生まれました。
「今年もこいのぼりがいい!!!」
子供の喜びが、一緒に食べる大人にまで伝染する、こどもの日限定の特別なケーキで、最高のひと時をお過ごしください。
~イルローザのこどもの日はこちら~
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