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【2種類のアーモンドと挽きたてがどれだけ大変でどれだけ凄いのか】

洋菓子店の朝は早いです。





お菓子を次々と焼き上げる工房はいつも朝から良い香り!



なんですがアーモンドのためにイルローザは、さらに早くなります。







ほんの2つのお菓子のため、結構な覚悟でどのお菓子屋でも見かけないレベルでアーモンドに力を費やします。






確かにお菓子によって、アーモンドが担う風味や香りが非常に重要ですが、種類を多く取り扱う洋菓子店で、2つのためにここまでア
ーモンドをこだわる菓子屋は聞いた事がありません。



フィナンシェ専門店


ダックワーズ専門店




みたいな特化した専門店なら分かります。



こだわる意義もありますが、おそらくこのような専門店でも当社のアーモンドのこだわりを知ると「できないです」と即答されるでし
ょう。




今回は当社の異常なこだわり、2種類の高級アーモンドを挽きたてにするのがどれだけ面倒で、どれだけ凄いのかご紹介します。







洋菓子店の朝よりも、さらに朝早くから工房を訪れてみました。





すると、いたいた!職人が何やら”大量の何か”を用意しています。




Qもしかしてアーモンドですか?


「そうそう、比率を守りながら2種類ブレンドしてるんだ」



「甘味が強いフランス産とビターで油分が多いスペイン産。どっちも高級だよ」



当社ではアーモンドの風味を際立たせるため、品種選びからこだわります。



通常、高級アーモンドとコストパフォーマンスの優れたアメリカ産をブレンドするお菓子屋は多く見受けられますが、高級アーモンドだけをブレンドし、それぞれの特性を補完する『おいしさの追求』
は実施ハードルが非常に高いです。



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そんなブレンドされたアーモンドが何やら機械に通され、少しずつ粗く砕かれます。



Qホント朝早いですけど、この謎の機械で何してるんですか?



「朝早いよね~(笑)これはアーモンドを粒から粉状に挽いてるんだ」


「フィナンシェとダックワーズを作る直前じゃないと意味ないからねえ」




既製品のアーモンドプードルを使えば、こんな手間は不要です。



自社製造でアーモンドを挽き立てにする理由。






アーモンドは粉状にして時間が経てば経つほど酸化します。





また既製品の粉は、賞味期限を伸ばすため真空パックにする際、圧がかかり油がしみ出します。





これらがアーモンド本来の風味・香りの魅力を損ないます。






といっても、ほとんどのお菓子屋が既製品を使用して、コストを抑え効率的に作ります。




当社では、既製品を入れたら解決する工程をなんと90分もかけて、お菓子を作る直前に挽きたてにします。






「ここまでやる菓子屋ってどこにあるん」








その異常性を製造顧問に聞いてみると




「すごいよなあイルローザ。お菓子の激戦区神戸でも挽きたてにしてるのはたった数件よ」




「でも2種類の高級アーモンドをブレンドした上での挽きたてなんて聞いた事ないわ。普通そこまでは絶対やらん」





職人・製造課長・製造顧問



誰に聞いても、イルローザのアーモンドのこだわりは、本当にめんどう・大変。





そんな言葉と同時に、ここまでするから意味が分からんくらいおいしいと言います。







ちなみに、フィナンシェとダックワーズでは、挽きたてにする粉の粗さも皮付きか皮無しかまでいちいち工程が違います。





何かのミスや手違いで、時間が経ちすぎて『挽き立てじゃなくなる』と再度作る直前にまた最初の粒状から挽き直す徹底ぶり。



ここまでやるんです。





ここまでやるのに、全然言わない(笑)




こだわりは知らんでもいいから、どうか食べた時に違いを感じて欲しいそう。






いや、そこまでやるのは全然普通じゃないんだから言わないと、知ってるもんも知ってるって言えないわ(笑)



とツッコミを入れるため、当初のこだわりを記しました。





洋菓子店の朝は早いです。




でも、フィナンシェ・ダックワーズのためなら、アーモンドの風味
を際立たせるためなら、さらに早いです。





数あるお菓子を取り扱う洋菓子店はもちろん1種類を突き詰めた専
門店ですら真似できないイルローザのアーモンドに対する気合。





この芸当を体感するには、ダックワーズとフィナンシェをお召し上がりいただくのが最も早いですが、当社のお菓子1つ1つにこのような姿勢が反映されている事を知っていただければさらに嬉しいです。






「なーんかイルローザのお菓子っておいしいんだよなあ」



なんとなく感じているその直感は、多分正しいです。






そこには、想像を超えた当社のこだわりが詰まっています。


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