『かさ蓋 UFO』発行:をかえり わがや
きょうは、ZINEつくりの事で頭がいっぱいだった。
そのためか、休日特有のだらだら運転から一気に、はりきりにシフトし、なんとなく料理もしたいし、掃除もやるよていでいたので、風呂トイレ掃除、棚のほこりとり、整頓、人形を飾りなおしたり、家を整えた。
朝はみんなで、カレー。
へべす(柑橘)をごはんに絞って食べた。ご飯は、フライパンにチーズと卵を乗せて一緒にやいて、香ばしくて、鬼カロリーだろうな。
カレーは一晩で、まろやかになり、美味。海原雄山も、びっくりするやもしれませんね。なんて。
料理もたくさんしたい気分で、カレーの残りの鍋にダシを入れたり、野菜を追加してカレーうどんの汁を作った。
キャベツの塩もみ・白菜の塩もみ、豚モツ味噌煮込みを作る。
モツはにおいが、農場のようだったため、別室の家族が、○○○○○○!と抗議した。たしかに、くさかった。
三から四回ほど、ゆでこぼし、酒を入れたり、香味野菜を追加して、味をつけた。すると、とても美味で、つまみ食いがとまらない。大根に味がよくしみて、美味。玉ねぎをすりおろした手間がよかったのかもしれない。
あと、あまりご飯をこねて、片栗粉+砂糖+醤油の味つけで、オーブンで焼いたんを、作った。これも、好評だった。素朴なおやつといった感じで、ヘルシーでよし。ヘルシーじゃないか。パクパクやってたら、下半身戦車になってしまう。
昨日修理不可で引き取ってきた、クロムブックのタブレットだったが、なぜか奇跡的に電源が入ったため、持ち主の家族は狂喜乱舞して、断線しにくい充電器を買いにでかけた。
その前に、すごい雨が降った。秋の天気は変わりやすい。
でがけに、レンタルコミックの返却をお願いしたのだけど、店舗から電話がかかってきて『タコピーの原罪の上巻が返却されていません』と告げられ、わーめんどい、となるが、ZINEのために外出予定もあったので、あとで返しますと伝える。ローボードの上に乗っかている。
タコピー。上巻をさらりと見ると、悲しい話だった。
家族が帰宅して、一冊残ってたよ。多少、いらいらしながら伝える。
借りたものをバラバラに読むからこういうことになるんだ。とは言っても、わたしも返却もれはしょっちゅうやってしまって、レシートとつけ合わせをする行為に、なぜかしら?美学が感じられない働きがあり、手あたり次第、バッグに詰めて返しにいって、『○○が足りませんが……』のような展開になるのだ。
買ってきた充電器を、タブレットに差し込み充電しようとしている家族の顔が、黙っていてもうれしそうなのがわかる。
でも、わたしは複雑な気持ちだ。なぜだろう。夢中になれることがあるのは、いいことなのに。
感情の行方は割愛する。
しかし、タブレットに電源ランプがつかない。
『え…………』
絶句した家族を眺める。目を潤ませて悔しそうにうつむく。『しかたないよ。中古でも探せばいいんじゃない?』とわたしは言った。
デジタルで絵を描く目的で購入したタブレットが、おもにオンラインゲームに使用され、そのことに理解を示せていなかった自分が、タブレットの話題ともなると、気持ちの置き所をどうすればよいのかわからない。
夢中になるものが、本や、習字や、画面越しではない作業なら納得するのか。つねに、自分と他人との乖離する箇所について、選択肢を目の前においてからの議論、これは、そもそも。ううん。唸りたくなる。
残念そうに気持ちを切り替える家族を、わたしは半分冷酷な目で、みつめた。わたしが、今なくなると困るのは、執筆ツールだ。確実に。
だから、相手に置き換えて想像すれば、わかってあげられるはずなのに。その、手順をふむことを、自分のどこかの部分が拒否している感じがする。
わたしは、子供なのだろうか?
よい、親であるのだろうか。
考えつつも、昼ごはんを出したりして、午後の部はいったん休憩となった。
ねむくなるから、昼ご飯を控えていたのに、食べてなくても眠くなって、昼寝をする。ほんの十五分くらいだったけど、頭がすっきり。
『タコピーの原罪』と、ZINE用の、印刷する写真とか、絵とかもって、家をでる。
いちにち、家の中にいるなんて耐えられないタイプだから、外出が心地よかった。
レンタルコーナーに行く。
タブレットの事があって、落ち込んでるだろうから、借りたがっていた漫画をまたレンタルしようと思い、選ぶ。『夜桜さんちの大作戦』と、異世界もので孤児院をひらくような内容のもの、あともう一種。おせっかいな漫画ソムリエとしてまた、検閲してからレジへ。
『昼に返しにきたとき、こちらを一冊返しておりませんでした』
店員にわたす。『お客さま。タコピーの原罪の下巻も返却されていないようですが……』
いったんレジを離れて、家族に電話する。『バラバラに散らかして読んでたからでしょ』と語気を強めそうになる。一度電話を終了。 イライラする。
ZINE用の資料の印刷が遅くなる、とあせる。わたしは、自分勝手だ。
捜索したけどない……と電話がくる。はあ。また家に戻って探さなきゃならないの。と思い、自転車で帰宅。
漫画かりてきたよ。っていうか、ちゃんとレンタル漫画なんだから、きちんとまとめておいてって、何回も言ったよな。
普段こういう言い方をあまりしないが、少し強めに言った。
ベッドの下とかにあるんじゃないの?と指さすと、『あれは、木』
先日破壊した、ベッドの外枠だった。
ちゃんと探してないだの、だらしないだのの話が続いて、店舗に確認してみようと、電話をすることに。
『さっき、レンタル返却しておらず……』というと、『タコピーの方ですか?』と尋ねられ、『はい』と素直に答える。
家にないんですと伝えると、もう一度探してくれることになり、電話が保留に。
『お客様、おまたせしました。申し訳ございませんが、返却されておりました。受付のミスで……』云々となり、電話を終える。
バツがわるいので、平静をよそおい『とにかく、ちゃんと借りたものは、あちこちに置かないでね』というと、家族はきょとんとした。
セブンイレブンで、家族の文章とか、ZINEのタイトルとか、写真とか印刷して、印刷すると、また表情がいいな、変わるな。わくわくしてきた。
文章を書いて、十分楽しいけど、やっぱり形にしてみたいなと思う。
本の形になって、装丁がされて、帯がついて、デザインされていて、物語が始まるっていうことに、憧れがある。
セリアで、自分で中に絵や文章をいれて、絵本にできるものが売っていたので、購入。
帰宅して、ご飯を炊いている間に、紙を切ったり、レイアウトを考えてみた。
さて、これから、作業といいたいところだけど、家事の残りがあるので離脱。
肩こりがすごい。
明日から仕事が繁忙期に突入するため、しばらくZINE作りはお休みとなりそう。
をかえり、我が家