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初めて漬けた梅干しをおにぎりで実食(フルーツ梅その2)
※本記事は旧ブログ(Ameba Ownd)からの引っ越し記事です。(もともとの更新日付:2023年6月20日)
先日天日干しを終えたフルーツ梅(塩のみで8%で漬けた)を、干し終えた直後に夫と一粒ずつ試食した。
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私「あれ?案外美味しくない?(←あまり期待していなかった)」
夫「うん。ドライフルーツっぽさもあり、梅らしい酸味もありなかなかだよな。味の具合もちょうど良くない?」
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という訳で、夫のおにぎりデー(夫のお昼は月・木お弁当、火・水・金はおにぎりのリクエスト)に試しに具にしてみることに。
自分用にもひとつ握った。それがこちら。食べかけ画像で恐縮ですが、中身が重要なのでなにとぞご容赦を・・・。
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先に食べた夫からメールが届いていた。
「おにぎりに入ると米の水分吸ってジューシーで酸味が出て来るね。いやーなかなかない味でかなり美味しいんではないか!フルーツ感もあり、香りもあり。味も単にしょっぱいだけでなく食べやすい。ごちそうさまです」
大絶賛。
いやまあ、これに限らず夫はカリカリにできなかった小梅たちも気に入って日々積極的に消費してくれているのだが、それにも増して大好評。
どんなものかと思いながら食べてみると、おや?確かに美味しい。漬けたてなので熟成の旨味はないはずだが、これはこれで美味しいのだ。味はほぼ夫のコメント通り。補足するとすれば、干した後の梅は冷蔵保存しているが、干し終えた直後よりもしっとり感が増している。
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梅の内部に残った水分が蜜として滲出しつつあるからだろう。市販の白干し梅が液に浸っているのと同じ原理。それにしても蜜ってこんなに早く出て来るものなのね。ちょっと意外。もっと時間がかかると思っていました。
ともかくも初めての白干し梅は無欲の勝利と言おうか、期待していなかっただけに美味しくて嬉しい。この量なので(1kgの袋のうちこの分は600g、完成後の重量は約半分)熟成分を残しておけるかわからないが、ともかく記録に残しておくことにする。
〈2024年3月時点の後記〉
ビギナーズラックと言おうか無欲の勝利と言うべきか、たまたま立ち寄ったスーパーで見つけて予定外に漬けたこの「フルーツ梅」は概ね順調に美味しく仕上がった。
梅自体の香りが甘いので減塩が良いかと思い、8%で漬けてみたが、えぐみがなく酸味も少ない(その意味では確かにフルーツっぽい)この梅にこの塩分は合っていた。
梅干しが美味しくなるには一年かかるとよく言われるが、それは梅に塩の成分が馴染み、とがった塩味が抜けてまろやかになって行くという意味。漬け終えた直後から美味しく食べたい場合なら、比較的低めの塩分で漬けるのも有りだと思う。天日干しを終えてすぐの梅干しならではのフレッシュな美味しさというのも確かにある。9月頃に「新梅」として出回る梅干しがそれ。この時期だけのお楽しみだ。
その意味で、これは干し終えてすぐ美味しく仕上がった。
ゆえにやっぱりもう残っていないのです。