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人がSNSにドはまりする理由とは?
この記事では
若者がなぜSNSからなかなか
離れられないのか。
なぜ気づいたら見てしまっているのか。
それらの疑問について
考察していこうかなと
思います。
僕が思うに、いくつかの理由が
重なり合った結果であると思います。
一つ目はよく言われる
社会の価値観の多様化。
これは皆さんも
想像がつきやすいでしょう。
フリーランスとか
副業、起業、、、
そんなモノとサービスが飽和した
発展社会日本において、
欲求がインフレを起こしているのでしょう。
ここについては
先日の記事でも書いた通りで、
働き方改革の巻き起こす社会の闇
という点から説明できます。
ニーチェもかつて言ったように
「神は死んだ」
訳ですね。
つまり、絶対的に良いといえるような
物事はもはや存在しないのです。
今までの社会はとても
快適な社会でした。
大企業についているだけで、
定年までお見送りしてくれて、
安心安全に老後に突入できました。
つまり、自分の生き方について
考える必要がなかったわけです。
今はどうでしょうか?
様々な人たちが様々な価値観に
触れるようになり、
様々な価値観を知るようになりました。
結果として様々な価値観が
生まれることになったのです。
ここから言えることは
承認欲求の増大です。
かつて大企業という組織体が
個人に対して担保してくれていた
「安心」は今では自分の手で
勝ち取る必要が出てきたのです。
その文脈でいうならば、
SNSという
「どこでもいつでもだれとでも」
が実現したツールは
時代に即した発明だったと
いえるかもしれません。
いや、因果関係はむしろ逆で、
SNSが生まれたことで
起きてしまった副産物
なのかもしれません。
もう一つのほうが僕がより深刻に
捉えていることであり、
より本質的な事柄であると
考えています。
それがなにかというと、
「報酬」に関する問題です。
このことについて紹介するにおいて
僕はある人物を紹介せねばなりません。
それはアメリカの心理学者、
バラス・スキナーです。
彼は報酬にまつわるある有名な実験を
実施したことで知られています。
ぼくにはどうもその実験が
現代のSNS文化の根源を示しているように
思えてならないのです。
その実験の概要はこうです。
スキナーはいわゆるスキナーボックスという
レバーを押し下げるとエサが出る箱と
ネズミを用いて以下のような実験を行いました。
ネズミを箱の中に入れ、
エサが出る周期を以下の4つに
場合分けしたのです。
①レバーの押し下げに関係なく一定の間隔でエサが出る
(固定間隔スケジュール)
②レバーの押し下げに関係なく不定期間隔でエサが出る
(変動間隔スケジュール)
③レバーを押せば必ずエサが出る
④レバーを押せばある割合でエサが出る
このような4種類のコースに分けて
ネズミたちがどれだけレバーを押すか
を徹底的に観察したのです。
結果はどうでしょう。
①が一番レバーを押さず、④が一番レバーを押したのです。
この実験が示唆していることは
「生き物は不確実なものにほどはまりやすい」
という事実です。
つまり簡単に言うならば、
「病みつきになる」ってことですね。
これを専門的な表現だと、
「行為の強化」などと言ったりするわけです。
それはさておき、
SNSについて同じことが言えませんか?
ということです。
SNSは仲いい友達、好きな人、恋人、
知らない人、どんな相手から
いつメッセージが来るかはわからない
という環境に置かれているわけです。
急に自分のツイートがバズるともわからず、
出会い中からDMが来るともわからない。
意外な人からいいねが来るかもしれないし、
電話がかかってきているかもしれない。
そこで大切になるのが、
なぜはまってしまうのか?のポイントとなる、
不確実性です。
不確定なんです。
いつ来るかわからない。
スマホを確認したとき、
メッセージは来てるかもしれないし、
来てないかもしれない。
ここがミソです。
この不確実性が人を
とりこにするSNSの悪いところ
なんではないでしょうか?
ここにおける報酬とは
お金ではなく、
ドーパミンだということも
実験では明らかになっています。
では、お金の場合はどうかというと、
もちろんはまってしまうわけです。
いい例がギャンブルですね。
当たるかはわからないけど、
当たるかもしれない。
やったら絶対当たるのだとしたら、
10億などに到達したところで
飽きてしまうでしょうねえ。。。
ギャンブルにはまる人は
お金を求めているように思え、
本人自身もそう思い込んでいながら
実はドーパミンを求めているだけ
なのかもしれませんね。
とまあこんなところで、
SNSにはくれぐれも気を付けて
とかいいながらツイッターを眺める
ぼくなのでした。。。
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