私の父
私の父は本当にろくでもない人間だ。
嫌いという感情も超えて「無」の境地である。
母は父のことを「変わり者」だと言うが、私にはそうは思えず、ただ性格が悪いだけだと思っている。
男の煩悩のすべてを凝縮したような男であるにも関わらず、一見そんな風に見えない。
私は幼い頃から父が何を考えているのか分からなかったが、今なら分かる。
本当にただ自分のことしか考えていないだけだ。
うろ覚えな記憶もあるので厳密ではないが父の悪行を書き出そう。
・何社も何社もキャッシングローン
・母の名義でもキャッシングローン
・ソープランド通い
・逆援交サイト登録
・パチンコ通い
・社内不倫(疑惑)
・不倫相手に貢ぐ(疑惑)
・家のお金を勝手に引き出し私的に使う
・母の生命保険を勝手に解約し解約金をポッケ
・娘(私)の学資保険を勝手に解約し解約金をポッケ
・大したことが起きたわけでもないのに娘を警察に通報(私がお前を通報したいくらいだよ)
これらは私が小学生〜高校生までに起きた出来事である。
何かが改めて発覚するたび、母は精神的に蝕まれ、体調不良になっていった。
万年ヒステリーだし、夫婦喧嘩は日常茶飯事。私は一人っ子のため、このストレスをシェアできる味方は居なかった。
母の名義でもキャッシングローンを組まれてしまっていたため、離婚して、仮に返済から逃げられるよりは離婚せずにしっかり返済させる道を選んだ。
また、祖父母(母方)も離婚に強く反対していたように思う。私が幼かったのもあり、古い考えもあり、シングルマザーに抵抗があったのだろう。
今となっては離婚していたほうが財産的にも精神的にも良かったと思うが、過去のことを言っても仕方ない。
祖父母は私たち家族が金銭的に凹むたび補填してくれていたような気がする。
総額は500〜1000万を超えるのではないか。
当時乗っていた自家用車も祖母が買ってくれていた車だと最近知った。通算2台買っているらしい。
そして、もちろんプレゼントとしてではなく、「お金を貸してあげる」としてなのに、そのお金は現在まで一銭も返されていない。