見出し画像

大阪なぜなぜ言いたい

大丸

 言わずと知れた百貨店の「大丸」。

テレビで「大丸梅田店では〇〇が始まりました」

という時、

「大丸うめだみせ」と読みます。
心斎橋でも「大丸心斎橋みせ」なのです。

なぜ大丸だけ「みせ?」

調べてみたら、東京の大丸は「東京てん」だそうです。

梅田のみでしたが、URLをご覧あれ。

ね、「うめだみせ」になってるでしょ?

商人の街たる由来

 これには室町時代にまで遡る伝統があるそうで。

当時は店舗のことを「見世棚」と呼んでおり、簡易店舗を「見世」、通常の店舗を「棚」と呼称していたとのこと。大丸や高島屋の前身が呉服店だそうで、その頃の慣習を受け継いでいるのではないかと当時の大丸松坂屋百貨店の広報は述べていた。

現在でも馴染みのある「仲見世通り」
これは、社寺の境内などにある商店街のことを指すそうで、浅草の浅草寺をはじめとして、お祭りの際の屋台通りなどはこれに該当するのではないでしょうか。

そもそも「浅草」にある「浅草寺」が「あさくさ」にある「せんそうじ」だなんて、通常だと違いがわかりません。

これぞ、日本語は難しいと言われる由縁かもしれません。

東京コロッケ、探してます。

 お祭りの出店と言えば、「東京コロッケ」ですよね!
あのほくほくのじゃがいもに、ソース!
串カツかと思いきや、コロッケって言うだなんて、東京の人らはシャレてまんなー。

それが今、どこにもありません。。

私が子供の頃、神社のお祭りに連れていってもらった時には必ずと言っていいほど立ち寄っていました。

年齢を重ね、お祭りという人混みを避けるようになっていた私は、東京コロッケが東京にないことも知らないままに育ち、ふと「またあれ食べたいなぁ」と思い出した時、ローカルフードだったことを知りました。

なんで!?

どうして?!

東京コロッケは東京に行ったらあるんちゃうん??

今のトレンドは「ハリケーンポテト」や、ふわふわカラフルなわたあめだそうです。

また食べたいなぁ…。

大阪のコロッケと言えば…

 私が学生時代、よく食べていたのは「コロッケのいろは」のコロッケでした。さくさくふっくら、シンプルで美味しいおやつの印象が強いのですが、高校生になり「コロッケのいろは」を知らない人が出てきたのです。

まさかの高槻市のローカルチェーン…。

それを知ったのもだいぶ後のことでした。

コロッケと言えば「いろはでしょ!」が通じないなんて…。

その後、ダウンタウン浜ちゃんがMCの「ごぶごぶ」内にて数えきれないほど登場しているのが、南森町の「中村屋」さん。

私はこの番組を観るまで知らなかったのですが、紹介される以前から行列のできるお店として有名だったそうで、番組で事あるごとにあの浜ちゃんがオススメして差し入れに何度も利用しているお店ということでさらに行列が増したようで。

大阪市内に一人暮らしをして、近所に行ける用事があった時に初めて並んで食べましたが、確かに美味しい。でも、あえて言うとすれば、美味しくないコロッケに出会っていません。

モータープール

 最後に、これも大阪に旅行に来た他県の方が「なんなの、これは?」と看板を指さす確率上位です。

もちろん、「駐車場」です。

え、「げっきょくモータープール」って読み間違えるあるあるやらなかったですか??

エスカレーターの左右乗りもそうですが、西と東にはやはり今でも見えないバトルが繰り広げられているのではないかと思います。

いやぁ、なぜこうも違いが生まれるのか。
文化が根付くというのは、こうも語り継がれるものなんですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?