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動詞エッセイ;浸かる
今年は暖冬と聞いていたが、身に沁みる冬の寒さがしっかりと存在している。
「風呂キャン」という言葉を去年ごろから耳にするが、それは冬もキャンセルするのだろうか?
確かに、お風呂に入るまで渋ってしまう。
でも入ってしまえば、極楽、極楽。
湯船に浸かるまでは忍耐力が必要。
息をとめるが如く、肌寒い浴室で洗髪、洗顔、洗体し、清める。
そして、全て乗り越えた先に光がさす。
いや、湯気が上がる。
その湯船に浸かれるのだ。
あらかじめ浴室に持ち込んだお風呂グッズを紹介しよう。
手ぬぐい、化粧水、乳液、本。
手ぬぐいで、手の水気をふきとり、用心しながら本を手にし、体を湯に沈める。
「ふはぁ〜」あったかい
この一言で半身浴が始まる。入浴しながらの読書はわたしにとっての1日の褒美。
体のなかからポカポカし、じんわり汗が出てくるころには、小説だと10ページ、エッセイだと15〜20ページ前後進んでいる。時間にして大体、10分前後。
毎分1ページ前後のスピードで読み進めているのだな。ふむふむ
温かくなった浴室内で体を拭いて、保湿もすませてしまう。
わたしは湯たんぽ。
布団に包まり、次は夢の世界。
おやすみ