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過換気症候群について

20代半ばの、ある日の夜。

突然呼吸ができなくなり目が覚めた。
呼吸の仕方が分からなくなり、

‘’死んでしまう!‘’

しばらくして息ができるようになったが、
100メートルを猛ダッシュしたかのように、呼吸が荒くなっている。
心臓がドドドドド…と、とてつもなく速い。

な、なにごと・・・!?

訳も分からぬうちに、呼吸は普通にできるようになった。
初めてのときは、いったい何なのか分からず、再び眠りについた。

この出来事は、数日続いたのち、なくなった。

そして、またある日、同じことが起こった。

身体がおかしいのかな、と思い、内科へ行ってみた。

特に異常はなし。

医師から
「ストレスなど思い当たることは」
と言われたが、当時の私は自分のことに鈍感で、
まさか、そんなことないです。
と言って、その後何もしなかった。

夜中に呼吸が苦しくなること。
毎日ではなかったし、息はそのうちできるようになるので、起こったときは

「きた、またか。でもそのうち息ができるようになるからな。力を抜こう」

と、自分なりの対処術で乗り切っていた。

この症状が何であるか分かったのは、30代半ばのとき。

ある日、起きているときに同じ症状が出た。

何だか身体が落ち着かないと思ったら、
息ができなくなり、
この時は口周りや身体中もしびれてきた。

さすがにおかしいと感じ、家族に救急外来に連れて行ってもらった。

診断は、過換気症候群であった。

自分に鈍感であったので、
数年もほったらかしで生きていた。

もっと自分に目を向けて、いたわっていたら、
こんなに長く苦しまなかったのに。

過換気だと分かったところで、症状がなくなるわけではない。

でも、それは身体から発せられるサインであること
休みなさいよ、という身体の声に耳を傾けたら。

この症状は、ストレスを強く感じたときに出る。
私は夜中に起こることが多く、
翌日はとても身体が疲れている。
疲れた時に症状が出て、眠れないからさらに疲れる。

この1年は、過換気の症状は出ていない。
3年前に本当にダウンしてしまい、
その後生活習慣の改善を続けたからだと思う。

睡眠時間を充分に取ること、
朝散歩、
できる範囲での運動、
毎日の楽しみに目を向けること。


体調が安定するのは時間がかかる。
行ったり戻ったりを繰り返して、
少しずつ改善してきた。

道の途中は苦しいけど、
続けていれば、変わっていく。

今でも、無理をしないことを心掛けている。

これを読んでくださった方で、同じような症状のある方。
無理せず、ゆったりいきましょう。

読んでくださり、ありがとうございます!

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