おばさんの誕生日の過ごし方
先日、晴れて45歳になった。
おめでとう。あたし。
去年から自分の誕生日に自分で本を
贈る事にしてる。いつも本は買うけど
この誕生日の自分へのプレゼントは
その時の気分と直感とその時に興味のある本を
記念の意味も込めて買う。
ちなみに去年はこれ。
本の1番後ろに購入の年も書いておく。
何歳の誕生日の時に購入したのか
パッと見てわかったら70歳とかになった時に
振り返りやすい。
あの歳の時はこんな本を選んでいたのねぇと
振り返りたい。
今年も本を自分自身にプレゼントを
する事は変わらないのだけど
気になって行きたかった本屋に行く事も
プラスする事にした。
今年の誕生日に行った本屋さんは
荻窪にある「Title」という新刊書店。
店主は辻山良雄さん。
大手書店チェーン、リブロ勤務ののち独立して
2016年に「Title」オープン。
ここの本屋は奥に小さなカフェもあって
休憩がてら購入した本もチラッと読んだりして
カフェから本屋側が何となく仕切られてるので
スッと本の世界に入れる空間だった。
たっぷりミルクが漬け込まれてる厚切りの
フレンチトースト。
フワフワと幸せは同じカテゴリーだよねと
思わせてくれる一品。
コーヒーの香りとフレンチトーストの
あまーい香りに包まれてゆっくり
買った本を読む。
なんて良い時間なんでしょう。
なんて贅沢な時間なんでしょう。
自分の誕生日を自分で祝える。
そしてそれを心から幸せと思える。
若い頃の私ならこれを満足、贅沢な時間なんて
とてもとても思えなかった。
誕生日は誰かと一緒に祝ってもらい過ごす事が
あたりまえだった。
彼氏がいれば彼氏と、いなければ友達と過ごす。
誕生日に1人で過ごすなんてそんな
寂しい人みたいな事、絶対にいや!と
思っていた。
自分の生まれた特別な日を誰もが気にかけてくれてくれない、気にかけてくれる人が
いないと言う事は誰からも必要とされず、
愛されていないと烙印を押されるような
気がしていたと今、振り返ればそう感じる。
ただのスケジュールの問題なのに、
自分の価値や愛されてる、愛されてないまで
大きなスケールになってしまう。
これは私が自分の価値を他社に丸投げする
性質な事の問題ではあるけど(今、これを
矯正中)若い時は自分の誕生日の過ごし方に
すごい重きを置いてる人は多かったように思う。
そう。一大事だったのだ。
ただのスケジュールの話なのにね。
それが歳を取るとこんな風に変わってくるのか。
これは別に諦めとかではなくて
私の場合は本当に自分の好きなモノを
自分で少しづつ見極められる様に
なった事が大きい。
みんなに祝って貰うパーリーパーリーも
素敵だけど、なんせ45歳。
次の日の事を考えしまう。
相手の次の日の事も心配になってしまう。
45歳になっても大人のようにに軽く一杯が
出来ない私と私の親友達。
ここ何年かの私たちの課題の1つである。
最近は息子も大きくなってきて
お留守番も出来る。
パパは相変わらず忙しいのでそのまま
お仕事を頑張ってもらう。
誕生日ぐらい1人で自分だけのために
時間を自分の好きな事に使いたい欲が
出てきて辿り着いたのが、
大好きな本屋で記念もかねて1冊自分に
本を贈ると言う事。
これがだいぶ私的にはワクワクが止まらなく
幸せな誕生日の過ごし方だった。
歳をかせてねオバサンになり
老いをひしひし感じる今日この頃。
体のラインは崩れまくり、顎の下に何かある。
はい。贅肉です。
更年期も入ってきててメンタルも不安定。
でもオバサンになると
余計な思い込みも
自分を縛ってた価値観にうんざりして
捨てる事も出来るようもなる。
そう考えると。
オバサンも
だいぶ良いじゃないの‥!
ハッピーバースデー。あたし。
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