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『印象派からリヒターまで』 POLA美術館

夏休みの家族旅行でPOLA美術館に行って参りました。
箱根って魅力的な美術館たくさんありますよね。

子供が小さい頃に彫刻の森美術館に行って以来の箱根の美術館。個人的には岡田美術館に行ってみたかったのですが、日本画に関心が高いのは自分だけなので控えました…

面白そうな企画展『フィリップ・パレーノ この場所、あの空』をやっていたPOLA美術館へ。

それほど詳しく調べずに行ったのですが、POLA美術館て美術館の建築自体が素晴らしいですね。さらに周囲の森にも展示物があり、美術館の中と外、両方で楽しめる美術館でした。

入口

見えにくいですが正面のガラスに美術館のヴィジョン『心を揺さぶる美術館』とMission  Statementが記されています。

入ってすぐに作品がお出迎え


エスカレーターを降りる景色が既にアート

 ただでさえ開放的な空間に大きな窓ガラスからの採光が気持ち良い。

エレベーターを降りると正面にヘンリー・ムーア

フィリップ・パレーノは映像作品が中心だった事もあり家族で長く見れず、いまひとつ消化不良…
箱根ですが東京現代美術館に来てるような感覚に…

コレクション展『印象派からリヒターまで』はかなり良かったです。

マネ、ゴーガン、ルノワール、スーラ、ゴッホ、セザンヌ、モネ、そしてリヒター。いやー豪華でした。

 ゴッホの《あざみの花》

今回はゴッホの《あざみの花》がダントツ良かったです。独特のグリーンとブルーの混じった色合いが輝いてました。

別角度から


モネの《ルーアン大聖堂》
 ゲルハルト・リヒター《抽象絵画(649-2)》

数々の印象派の作品の中に違和感なくリヒターの作品が馴染んでました。良い展示。

あとハンマスホイもありました。

ヴィルヘルム・ハマスホイ
《陽光の中で読書する女性、ストランゲーゼ30番地》

もうひとつのコレクション展『20世紀の絵画とガラス工芸』も良かったです。

入ってすぐにモディリアーニ。

先日の東京近代美術館の『TRIO展』で見た《髪をほどいた横たわる裸婦》でも感じたのですが、モディリアーニの作品て、“そこにいる”存在感をひときわ感じるのですよね。

アメデオ・モディリアーニ《婦人像(C.D夫人)》

アンリ・ルソーの作品は見ていて微笑ましい。

アンリ・ルソー《エデンの国のエヴァ》
アンリ・ルソー《ライオンのいるジャングル》

展示を一通り見終わったので、森の遊歩道へ。

美術館の周囲をグルっと回って森の中に入って行く、全長約1キロの遊歩道。所々に彫刻作品が佇んでいます。

青野セクウォイア《Dextet Head》

鳥のさえずりをBGMに美術館の周囲をグルっとすると…

なにやら飛び跳ねている、いぬ?

niu《しあわせな犬》

はしゃいで楽しそうにしている、2匹の《しあわせな犬》でした。

他にも小さい犬たちが森に隠れてたくさんいたり、森の奥から笛の音色が聴こえてきたり、とても心地よい森の遊歩道でした。
もう少し涼しい時期だと最高でしょうね。

ということで森に囲まれたPOLA美術館、最高に気持ち良い場所でした。






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