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【詩#41】旅の心奥

ずっと、ずっと、どこまでも続いていくような、窓の暗闇の夜。そんな窓に映る私を見て、私まで暗闇になってしまいそうに思う。
長い、長い、眠りのなかでうごめく、大きな憧れ。そんな憧れのなかに私は、私である理由を少しだけ思い出した。
遠い、遠い、果てない時を重ねて、いつか訪れる日の哲学。そんな哲学のなかに、論理や思考では説明のつかない、私のこころがあった。
ずっと、ずっと、いつまでも続いていくような、部屋にさえずりの朝。そんな部屋にいる私は、さえずりを歌うことを楽しもうと思う。


——2025/02/19 夜行バスにて
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