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Photo by
pasteltime
社葬は自分達でやることにした
父親が亡くなって葬儀を行った。
これまで、仕事関係や親戚の葬儀など、
参加する側では経験があるが、
喪主となったのは初めてのことだった。
ただ、ずっと介護をしてくれた、
姉が全て取り仕切ってくれたお陰で、
私はほとんど何もすることが無かった。
姉には感謝しかない。
父はうちの前会長であるため、
会社関係を全て声かけてしまうと、
大変な人数になる。
そのため、葬儀と別に社葬をすることにした。
会社近くのホテルに、
社葬をしたいと相談に行ったら、
びっくりする見積もりを見せられた。
まあ、うちもイベント事業部があるので、
よくよく考えれば、
ごもっともな金額である。
ふと、
社葬ってイベントじゃないか?
うちで出来るじゃないか!
そう思いホテル側には申し訳なかったが、
場所だけ貸してもらい、
後は自分達でやることにした。
そうなると発想が自由になった。
レイアウトはもちろん、
装飾の花は姉が、
フラワーアーティストをやっているので、
またまた、姉の力を借りることにした。
そして、
当初、対外的に少しは立派にしようとか、
思っていたが、
うちらしく手作りでやる事にした。
こっちのが俄然面白い。
会社関係ばかりでなく、
うち社員や地元でお世話になった人も、
気楽に参列できるような式にしようと思う。
正直、社葬は面倒くさいと思っていたが、
こうなると、楽しみになってくる。
きっと父も喜んでいると思う。