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ゴッホやルノワールにピカソ他、大芸術家の溜まり場だったオ・ラパン・アジルへ

トップ写真 1825年築 オ・ラパン・アジル


告白!私はキャバレー好き!

私はキャバレーが大好きです!
そういうと、白い目で見られがちなのが日本。

そもそもキャバレーとは、
19世紀後半の
パリを中心に広がったエンターテイメント。
酒場に歌や踊り、
劇などを盛り込んだ社交場です。

19世紀後半の芸術の都パリ。
多くの芸術家たちが
キャバレーに足を運んでいました。

パリで生まれた華やかなキャバレー文化。
その後、世界へ広がって行きます。
それぞれの国で新たな文化と融合進化。

日本のキャバレー文化

昭和時代、一世を風靡した日本のキャバレー。
それは日本独特のキャバレーです。
子どもの頃、怪しい看板が妙にドキドキでした。

時代は平成、令和と続き、
高度成長を支えた日本のサラリーマンの活力源?
だったかは分かりませんが、
当時のキャバレーは存在感が薄くなり、
今では、その名残として
キャバクラという言葉が生き残っている。

今の若者、
キャバレーという物の存在すら知らない。
そんな人も多いのでは。

そもそもキャバレーとは?

私はキャバレーが好き。
この言葉を誤解しないでいただきたい。(笑)
そもそも、
パリで発祥したキャバレー文化は多種多様。

当時は女性による接客サービスの店。
あったとは思う。
が、主にエンターテイメント。
お酒と共に楽しむ社交場。
それが本来のキャバレーの意味。

世界的に有名なのが、
パリ、モンマルトルにあるムーランルージュ。

大好きなパリ モンマルトルのムーランルージュ

映画にもなり、そのストーリーは、
ニューヨークのブロードウェイ他、
日本の帝国劇場などで、
ミュージカルとして上演されています。

ニューヨーク ブロードウェイ ミュージカル ムーランルージュの劇場
東京帝国劇場 ミュージカル ムーランルージュの舞台

ミュージカルのストーリー。
ご存知の方なら、
19世紀後半から
100年以上続くムーランルージュ。
その凄さをご理解いただけるかと。

世界三大キャバレーの一つ。
伝説のキャバレーと言われたリド。
コロナ禍の中、静かに幕を閉じてしまいました。
とても残念ですが、
だからこそ、
ムーランルージュにクレイジーホース。
伝説のキャバレーが生き残っていること。
素晴らしいことだと思うのです。

前置き長くなりスミマセン。
キャバレー愛が溢れてしまいました。(笑)

著名画家の溜まり場だったキャバレーへ

今回のパリ滞在は2泊のみ。
もちろん、ムーランルージュは行くとして、
どこへ行こうか。

一つは前々から行きたかったオ・ラパン・アジル。
今はシャンソンバーのような場所。

1800年代にはゴッホやルノワール他、
画家、シャンソン歌手、詩人、作家たち。
今でも名が残る芸術家の溜まり場となった場所。

ゴッホ 大塚国際美術館
ルノワール 大塚国際美術館 絵のセーヌ川きれいですね

時代が進んでもパブロピカソはじめ、
著名な作家たち(当時は無名?)が
足繫く通った聖地なのです。

ピカソ ゲルニカ 大塚国際美術館

オ・ラパン・アジル。
その歴史の中、どんな変遷を辿ったのか。
ブログでは書ききれないので、
知りたい方は、ウイキペディアでどうぞ。
ほんと、すごい店なのです。

私たちは、
ムーランルージュのカクテルショーが終わり、
夜の11時過ぎからの移動。
同じモンマルトル地区とはいえ、
歩くと15分くらい。
地下鉄やバスでも行けますが、
さすがに、治安がよろしくない暗い夜道。
歩くのはリスクが高い。

近いけど、タクシー乗ろう。
と、タクシー止めるも、
「オ・ラパン・アジルはもう閉まってるよ!」
と、都合よく乗車拒否。

ウーバーひろった場所 みんな写真撮ってる道の真ん中あたり
ウーバーひろった場所から反対方面の景色

お店に確認すると、営業しているとの事。
だったので、ウーバーに切り替え、
お店に向かいました。
到着したのが23時30分くらい。

感動のオ・ラパン・アジルへ

アンドレ・ジルが書いた
お店のトレードマークである
酒瓶を持ったウサギの看板に感動。

アンドレジルの作品看板 ジルのウサギという意味で店の名前がラパン・アジルとなった

現在の建物は1825年に建てられた物。
ドアを開けて一歩中に入ると、
そこは現代ではない異空間。

入口扉 外から
入口扉店内から
内装の古びた感じと年代感じる壁の飾り
大好きな雰囲気

多くの芸術家たちが集った当時のまま。
と、錯覚するくらいの怪しい雰囲気。
店主なのか?怪しい雰囲気のおじさん。
低く小さな声で話しかけて来る。

ん~、これこれ!
求めてたのはこの雰囲気!

同行した奥さんは、不安そうな表情。
でしたが、私が体験したかったのはこの雰囲気。
ドアを開けた瞬間のアプローチ。
登場人物のおじさん。
正に完璧。(感想は人によりけりですが)

おじさんに一人40ユーロを支払い、(現金のみ)
ドリンクを聞かれる。
1ドリンクはその料金に含まれます。
私はウイスキーソーダを注文。
しましたが、なぜか出て来たのはストレート。(笑)
美味しくいただきましたが。

古いテーブルとメニュー

1階で歌の区切りがつくまで待機。
区切りがよいところで客席へ案内されます。
客席と言っても、古民家の一室の中の長椅子。
ですが、この雰囲気も最高。

壁一面には、歴代通った有名画家の絵。
無造作に飾られ、
古いピアノが置かれ、
そのピアノでミュージシャンが演奏する。

壁に飾られてる歴代通った画家たちの絵 歴史を感じます

歌ってくれるシャンソン歌手。
ギター弾き語りの男性。
アコーディオン弾き語りの女性。
ピアノ奏者に歌い手。
他、ビックリしたのが、

演奏中の歌手と客 天井低いし狭い 距離感最高です


来店の時、接客してくれたおじさん。
実は歌手として登場。
さっきの低く小さい声からは
想像できない声量でした。

移動はウーバーにしましょう

あっという間に時間は過ぎ、
蛍の光が演奏され、店じまい。
(蛍の光は各国共通か?)

お店の外でウーバーを呼び、
到着を待っていると、
さっきまで演奏していたミュージシャン。
みんな帰るのか。
出てきて談笑。
この距離の近さもキャバレーの良い所。

雰囲気も存分に楽しめ、
料金もリーズナブル。

ただ、知っている曲が歌われなかったこと。
少し残念でした。
愛の賛歌やオーシャンゼリゼ等々。
メジャーシャンソン聞きたかったな~。

芸術好き、古い物好きにはおススメの店。
ですが、行かれる際は、
タクシーかウーバーで行ってください。

1階にあった物置みたいな部屋 たまりません

夜は近くに墓地があり、
人気はありません。
治安の面からも、歩きは止めてくださいね。
地下鉄も危険です。

ただ、タクシーは乗車拒否されるので、
ウーバーアプリは必ず入れておく。
これ、重要ポイントです。

最後、ウーバーの営業になってしまいました。(笑)

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本日も最後までお読みいただきありがとうございます。







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