SDGsってトレードオフなの!?
みなさん、SDGsってトレードオフなこと知っていましたか??
トレードオフとは、両立できないこと。一つを成し遂げるともう一つは成り立たないということ。そんなことがあったとは…
12月14日に妙高市役所職員に向けてSDGs研修の一環でボードゲームを使用した研修会が行われました。田中もプレーヤーとして参加しました。
大企業・中小企業・慈善事業など様々な役割になりきり、手持ちのコインを使って目標のマスを進めていくゲーム。
田中は大企業。たくさんコインをもらいました。自己投資してもよし、社会貢献してもよし、コインはやっぱりたくさんあるとよいようです。
やり方は簡単。さいころを回してたどり着いた県の形のミッションカードを引いてミッションを行うかやめるか。ミッションを達成すると先ほどの目標ボードをゴールに近づけることができます。
このカードは大企業から中小企業、慈善団体、大学が協業しないと達成できないカード。SDGsは一人ではなく、様々な垣根を超えたパートナーシップによって達成していくことが大切です。一人一人が連携していくことが大切ということですね!
さあここで、私がこのゲームで一番衝撃だったトレードオフのカードがこちらです。
風力発電の計画から発電まで行うことで雇用を生み出し経済成長につながるし、何よりCO2 の削減になりとってもいいことじゃないか!と思いましたが、よく下をご覧ください。15がマイナスになっています。なぜでしょうか。
15は陸の豊かさも守ろうです。一見関係のないような感じもしますが、重要なマイナス点があったのです。今風力発電の問題点として風力発電の翅の部分に鳥がぶつかってけがをする、命を落としてしまうといういわゆるバードストライクという問題が発生しています。鳥は主に東日本・日本海側・太平洋側を繫殖場としています。
でも風通しが良くて広い場所というには東日本・日本海側・太平洋側に多くあり、風力発電を作りやすい場所でもあります。そこを発展させてしまうと鳥たちが危険な目にあい、繁殖場所もなくなってしまうという問題が発生してしまいます。それを回避するには鳥たちの安全と私たちの生活のバランスが取れるような設計が必要です。
また、海の上に風力発電を作ったらいいんじゃない?と思ったそこのあなた。私も思いました。しかし、想像してみてください。陸から1~2キロ先の海に風力発電がたくさんあると壁のようになり、自然景観が損なわれてしまいます。
このように何かを成し遂げると失われるものがあるそんな現実をこのゲームを通して学ぶことができました。
バランスって難しいですね。
でも常にどこかと協業しなければならない、リスクがあるというわけではありません。一人一人が意識して小さいことからできることもあります。
まずはSDGsのことを知ることから始めるのはいかがでしょうか。
今回は市役所職員内でやり大盛り上がりでしたが、企画政策課では出前講座なども行っております。ボードゲームに興味がある!SDGsについて教えてという妙高市民の方はいつでもご連絡ください。
総じて、普通にめっちゃ楽しかった♪♪♪
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