幸せへの向き合い方5-がまんを見つけて自分をそこから解放する
前回の投稿で、
自分の感情を意識することは、自分を見つけて大切にすることだというお話をしました。
感情に意識を向けると、当然、ポジティブな感情だけでなく、ネガティブな感情も見つかります。それも自分なので、それが見つかってそう感じている自分を受け入れることはいいことだと私は思っています。
ただ、あまりに大きな悲しみや苦しさは体や心を壊してしまう可能性もあるし、
なかでも、気づかないうちに体や心にボディブローのように蓄積されるストレスにつながる感情は、無くしたり減らしたりできるものならそうしたほうが幸せですよね。
ストレスは悲しい、苦しい、といった感情を抑えることでも生まれますが、これを抑えて耐えることが【がまん】です。
今回は、幸せから遠ざかることの一つ、【がまん】、
これを見つけて、手放す方法についてお話します。
無意識のがまんと、意識できているがまん
がまんには2種類あって、
意識的にこれは私はがまんしてるとわかっているがまんと、
知らず知らずのうちにしていて自分では気づいていなくて、体や気分がモヤモヤしたり異常を感じたりして初めて気づくがまん
があります。
この2種類のがまんはどちらも自分にとってはストレスですし、手放せるならできるだけ手放したほうがいいのですが、意識できているがまんと無意識的がまんの手放す方法は全く異なるので、別々の対処が必要です。
なぜなら、無意識的な方は、まず見つけて意識上に上げてくることが必要になるからです。
ではそれぞれの対処法について説明します。
意識できているがまんのうち手放せるがまん
これは意識できているので、がまんしている瞬間をすぐに見つけることができると思います。
まず、『今、私はがまんしている。』とはっきり意識することが始めのステップです。
それができたら次に、その時起こっていることの、何が嫌で、何が苦しくて、私はなぜがまんしているのか、を考えてみます。
なぜがまんしているのか、をがまんしているときに考えることって意外と少ないんじゃないでしょうか。
悲しいのに、他人がいて恥ずかしいから泣けない、
嫌なことを言われたのに、トラブルを避けたくて何も言わずにいた、
辛いのに辛いって言うと甘えていると思われるんじゃないかと思って言えない、
などなど
でもちょっと待って。
本当にそれ、がまんしなきゃいけないことですか?
あなたが悲しいことは言っていい、泣いてもいい
辛いことは辛いって言っていい、
嫌だと思うことは嫌だと言っていい
んじゃないか、ってその時に考えてみてください。
その時にがまんしなくてもいいんだな、って気づきやすくする考え方は、
もしあなたが、そんなあなたをみている側の人だったとしたら、
あなたは悲しい時に悲しいと言っている人に対してどう思うのか、という視点です。
悲しいなら泣いていいよ、
辛いなら辛いって言っていいよ、
理不尽なことには嫌だと言っていいよ、
って思いませんか?
あなたががまんしている時、周りの人の中には必ずそう思ってくれる人がいます。
だから、がまんしていることのうち、半分ぐらいはがまんしなくてもいいことだったりするんです。
これは手放していいがまんです。
がまんを手放す方法
そうか、これ、がまんしなくてもいいかもしれない。
そう思えたら、
じゃあがまんしなかったら自分はどうなるのか、を考えてみてください。
泣いたらどうなるか
辛いって言ったらどうなるか
嫌だって言ったらどうなるか
そうしたら起こり得ることのうち、悪いことだけを想像していませんでしたか?
評価が下がるかもしれない
嫌われるかもしれない
トラブルになるかもしれない
本当にそんな悪いことだけでしょうか?
周りの人は泣いてもいいって、辛いって言ってもいい、って思ってくれてる人もいると言いました。
悪いことと同じように良いことも起こるかもしれないですよね?
むしろあなたの意見の方が適切で認められるかもしれない
共感してくれる人ができて友達になれるかもしれない
一緒にその問題を解決してくれるかもしれない
悪いことと同じだけ良いことも起こるかもしれないのに、
悪いことだけを心配してがまんするのはもったいないのでは、と私は思っています。
世の中は、助けを求めると助けてくれる人はたくさんいます。
飛び込んでみたら大したことなかったこともたくさんあります。
もちろん悪い結果になることもありますが、
よくなる可能性を潰して、悪い方のためにがまんし続けるのは賭けとしては損な方向だと思います。
勇気を出して、がまんを手放して、
感情を伝えたり、
嫌なことを相手にこう思うんだけど、
と伝えてみてください。
良いことが起こってがまんしなくても良い環境を手にいれることができるかもしれませんよ。
無意識のがまんを見つけて手放す方法
一方で無意識のがまんは、無意識なだけに見つけるのにコツが必要です。
私はうつ状態の時にこの訓練を結構したので、今は比較的簡単に見つけることができるため、早めの対処ができてがまんすることが少ない生活ができています。
まず見つける方法をいくつか紹介し、、、
ようと思ったのですが、長くなってきたので、
幸せへの向き合い方6
で説明することにします。
どなたかのお役に立てたら嬉しいです。