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【下町の賞金王】気ばかりが、焦る…。最初のスタートダッシュで得たものは?

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公募チャレンジをはじめてから、兎にも角にも気になる募集案件を追いかけて、3か月で8件の応募をこなした。

ほとんどの公募は締め切りから結果発表まで2、3ヵ月の時間を要するものばかり。気ばかりが焦り、次から次へと応募し続けていくものの、未だに最初のビギナーズラック以外に朗報は届いていない。

「う~む。手ごたえが残る作品もあったが、やはり自己満足に過ぎないのか・・・」

と思う一方で、

「それでも取り組んだだけの成果は自分の内側に溜まってきている」

と思う自分もいる。

「始まったばかりの戦いで焦るより、少しでも進化を実感するのであればそれを大切にすべきだ!」

と思いなおし、今回の投稿ではこれまでの取り組みを振り返りながら、自分なりに工夫している作品作りのポイントを整理してみることにした。

POINT1.公募対象となる商品やサービスには背景に様々な歴史や物語がある

企画立案の初期段階はいずれも情報収集。公募の場合は主催者への接触やヒアリングはできないのでもっぱらWEBに偏る。

・対象となる商品や地方自治体などの主催者関連のWEBサイト
・関連するニュース、プレスリリース、ウキペディア、口コミ
・競合する商品やブランドのWEBサイト

つながりや関連性を掘り下げれば下げるほど奥は深くなっていく。

「お~、そうだったのか。それは知らなかった。こりゃ大事なポイントだ。忘れないようにチェックしよう!」

などと思いながら、後で振り返るための工夫をする。

・お気に入り登録
・テキストや画像をパワポにコピペしながら閲覧
・気になる「言葉」や「ファクト(要素・事実)」は太字・下線、色付け

さらに、携わる人々の姿を想像したり、トーン&マナー(世界観)や伝えたい本質を見極めるなど、触れていく情報を掘り下げながら感覚的な部分も方向性をつけていき、最初に見た時のインスピレーションだけに偏りすぎてしまったり、的外れな思い込みを避けられるようにしている。

POINT2.頭の中で記憶と記憶が「結合(ノード化)」される

ひと通り情報収集したあとのプロセスは次の通り。

・使えそうな「ワード」をピックアップ
・関連性が近い「ワードとワードの塊」を作って分類
・それぞれの「塊」を文章のように「文脈」として整理

さらに関連する言葉や言い回し、類語などを調べたりすることで、イメージの解像度が鮮明になり、新しい言葉に出会えたりする。

しかし、それ以上に意識していることがある。
それは、浮かんだ言葉やフレーズを「文字として目視する」ことだ。

不思議なことに、頭の中で何となく想像していた言葉の響きやイメージが、文字化することでより一層イメージに近づいたり、逆に、想像していたよりも不自然なものに見えたりもする。

閲覧しながら行っている「振り返る多ための工夫」がここで活きてくるのである。

POINT3.いったん止めて、寝かせる

ここまで済んだら、「アイデアの仕上げ」だ。

・募集テーマにあった文言に当てはめていく。
・文言を「声」に出してみる
・ピンとこなければさらに「追加」で調べなおしたり「言い回し」を変える
・さらに「英語に変換」するなどの微調整を重ねながら磨き上げていく
・概ねの候補案が出そろった段階で「いったん止めて、頭を休ませる」

食事をしたり、風呂に入ったり、場合によってはひと晩くらい寝かせることでアイデアがより鮮明になったり、追加で新しいアイデアが浮かんできたりする。もしアイデアに息詰まっていたならなおさら「止める」ようにしている。

そして最後は「絞り込み」だ。公募の条件によっては“1点だけ”に限ることもあれば、“複数応募も可能”とする場合もある。

・先ずはその条件に応じて優先順位をつける
・さらに「商標登録」を確認する

公開されている著作権のプラットフォームで検索をかけると、想像以上に既に商標登録されているものが多いことに驚く。

「あちゃ~。やっぱみんな同じこと考えるんだなあ」

などと感心しながらも潔くあきらめることもあれば、少しだけ変えて問題ないレベルまでアレンジしていく。
最終的に自分自身の納得とともに商標上問題ないと確認出来たら完成だ。

「よし!あとは、応募フォームにのっとって応募するだけだ」

そう意気込みつつも、どうしても後ろ髪惹かれる不安や、もう少し粘ってみるかなどの感情に揺れ動く。

それでも自分で決めた時間制限を意識して「えい!」とエントリーボタンを押す。実際にエントリーを澄ましてしまうと意外にさっぱりしてしまい、次の挑戦へと意識が向いていくから不思議なものである。

POINT4.大切なことは、続けること

今回ここでまとめた手法はすべて我流のプロセスであり、正しい法則かどうかはわからない。しかしこれはすべて最初から知っていたものではなく、何回も続けて経験を重ねていく中で「進化」していったものだ。当然、良いことだけではないが、足りていないことに気づくことも含めて「進化」だと思うし、何よりも大切だな感じていることは「続ける」ことなのだ。試行錯誤を繰り返して、学んだ方法を組み込んだり、真似したり。躓きながらも一歩一歩前進していくことで「自分なりのやり方やコツ」のようなものが見えてくるのだと思う。

「正しい正しくないよりも、いつどこで開花するかはわからないが歩みを止めずに挑戦し続けていこうという気持ちの方を大切にしよう!」
という決意とは裏腹に、新たな朗報は未だ届かないまま、この素人おやじの「焦り」は当面続いていくのである…(つづく)


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