【読書日記】 「自分勝手で生きなさい」を読んで力がわいた
著者の下重暁子さん。
たくさんの本を書いておられ、以前から関心はありましたが、なんとなく、「別の世界の人」感をいだき、これまで、読むには至りませんでした。
今回、タイトルの「自分勝手」に惹かれ、読んでみたところ、自分の気持ちに非常にマッチしたものでした。
「自分勝手」と言うと、マイナスイメージが強いですね。
しかし、下重さんは、「自分勝手」を「個として生きること。自分で判断し、自分らしく行動すること。」と定義しています。
同じことばをプラスイメージでとらえられています。
この定義が非常に気に入りました。
私は、コロナ禍をきっかけに、自分の仕事を含め、生き方についてじっくり考え、捉え直すことができました。
私は「個」を大切にしたい。
大きな集団の中では、必ずしも正しいとは考えにくい多数派が「普通」になっていることがあります。
正しい知識、正しいスキルは、小さな枠の中では決して身につきません。
私は就職してからすぐにそのことに気づき、絶えず、外部とつながり、自分のできる範囲で多くのものを吸収してきました。
それについては、誇りに思っています。
そうやって、「個」を作ってきました。
この本を読み、改めて、
自分で責任をもち、自分勝手に生きたい、と思いました。
力がムクムク湧いてきた、この本に感謝します。