【読書日記】 「古代ギリシャのいいこと図鑑」を読む
子ども向けのアートの本は、とてもわかりやすく私にとってのツボを押さえているものが多いので読んでみました。
第一刷:2011年7月3日
発行元:株式会社小学館
著者:結城 昌子
内容:2500年前のアートにみつけた、美しいことやカッコイイことのヒミツ。ヴィーナス…アキレウス…ヘラクレスと友だちになれる一冊。(amazonより)
古代ギリシャって古すぎてよくわからなかったけど
アート、特に西洋美術が好きで、メインはルネサンスから近代にかけてのもの。
ルネサンスを語る時に古代ギリシャが出てくるのですが、なんとなく古すぎてよくわからないな、とあまり近づかなかった私です。
この本の中に、壺に描かれた絵がいくつか出てきました。
「あ、これ、見たことある」
大塚国際美術館にたくさん並べられていたのです。
結城昌子さんの、わかりやすい説明入りで、「なるほど、こういうことが描かれていたんだ」と改めてじっくり見ることができました。
また、「踊るサテュロス」の顔を見て、「あれ、これ、日本の仏像の顔みたい」と思いました。
すると、結城さんの一言。「どことなく日本の阿修羅像ににている?」
やっぱり〜。
でも、なぜ、古代ギリシャの像の顔と日本の仏様の顔が似ているんだろう?
長い年月をかけて、長い距離を伝わってきたのですね。
そのようなことを思うと、古代ギリシャもちょっと身近になりそうです。
写真が大きくて美しいのは子どもの本ならでは
いつも思うのですが、子ども向けのアートの本は、作品の写真が大きくドーンとのっていることが多いですね。
迫力あり、
作った人の指使いが伝わってくるようであり、
色が鮮やかであり、
実に見応えがあります。
だから、私は、大人だけど、子ども向けのアートの本を図書館で借りるのが楽しみなのです。
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