厚底シューズによるランニングエコノミーの向上と利益相反~サイエンスとビジネスの影~
はじめに
2017年に一般販売が開始された厚底カーボンシューズ。
ここ数年のマラソンをはじめとする陸上競技ロード種目のタイム短縮の主役です。
当初はナイキ社の商品が主でしたが、カーボン以外の素材を使用した類似シューズを含め、今では多くのメーカーの多様なシューズが市場に流通しています。
ナイキ社の厚底カーボンシューズの「4%」という名称が、ランニングエコノミーが4%向上するという科学(サイエンス)的なエビデンスから来ていることから示唆されるとおり、こういったシューズは研究界でもその効果が検証されています。
そのエビデンスの表面を掬いとると、「科学的に証明されたシューズ」「科学のお墨付きシューズ」と言うこともできると思います。
では、仮に科学的に証明されているとしても、私たちはその結果を信頼しても良いのでしょうか?
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