偉大な文豪の「脚」に対する独自の美意識に、畏敬の念を表して。
現代社会で活躍する女性の脚を美しく彩ることを目指し、「谷崎作品に登場する、魅力的な女性のイメージをデザインに落とし込んだ靴下」を作りました!
みなさま、こんにちは!
歴史と読書が好きなミュージアム部プランナー・ささのはです。
みなさまは作家・谷崎潤一郎をご存じでしょうか?
谷崎は耽美派の第一人者とも言われており、自身の著作において女性の悪魔的な魅力や美しさ……特に脚(足)に関する描写に凝っていました。
例えば彼の著作『刺青』では、
という風に、主人公の彫り師が自身の魂をこめた作品を彫るのにふさわしい人を選ぶ際に、足の美しさで決める描写もあり……。
『瘋癲老人日記』では
といった風に、主人公の老人が好きな女性の足の拓本から仏足石(を模したもの)を作って自身の墓石に仕立てようとしたり……。
彼が綴る足へのフェティシズムはかなりのレベルではないでしょうか?
「大谷崎」とも称される偉大な文豪。
その独自の美意識に畏敬の念を表して。
現代社会で活躍する女性の脚を美しく彩ることを目指し、「谷崎作品に登場する、魅力的な女性のイメージをデザインに落とし込んだ靴下」を作りました!
おしゃれを楽しみながら、作家の美的感覚やヒロインたちの魅力を楽しく学べる靴下。彼女たちにインスピレーションを受けた靴下を、早速ご紹介いたします◎
〈人魚の靴下『人魚の嘆き』より〉
「真珠よりももっと貴い、美しい人魚」をイメージした靴下は中国・清の貴公子と、西洋の人魚の間に芽生えた恋心から着想を得、シノワズリテイストに落とし込みました。
〈ナオミの靴下『痴人の愛』より〉
「主人公を惑わせる少女・ナオミ」をイメージした靴下は、美しく成長するにつれ暴走していく少女の印象を、ハイカラなデザインに落とし込んでいます。
〈春琴の靴下『春琴抄』より〉
「天才三味線奏者・春琴」をイメージした靴下は、薬種商に生まれたお嬢さまという立場、そして彼女が生きた幕末から明治時代の時代背景から和風で落ち着いたデザインに落とし込みました。
一部デザインに、シースルーやメッシュ表現を採用。
魅惑的な透け感を楽しめます。
細部まで編みで表現した、こだわりのデザインです。
作品・ヒロインをイメージした全身コーディネイトを楽しむお手伝いもできます!
コーディネイトのワンポイントにもぴったりなヒロインイメージソックス。
この靴下をするりと身にまとったら、3つの物語のヒロインたちのように更に魅力的な女性に変身できることでしょう!
~もっと作家・作品に触れたい方へおすすめ~
実際にプランナーが訪れた、
谷崎潤一郎ゆかりのミュージアムその他の紹介コーナー
・谷崎潤一郎記念館(兵庫・芦屋)
谷崎潤一郎について余すことなく学べる記念館。彼が自身の作品を正しくプロデューサーのように扱っていたことなど、意外な一面を知ることができます。また、谷崎の文学に影響を与えた女性たちのことも紹介されています。
・イノダコーヒ本店(京都・中央区)
谷崎潤一郎をはじめ、池波正太郎(鬼平犯科帳の著者)など多くの作家に愛されたコーヒー店。ビーフカツサンドが名物です。
・いづう(京都・東山区)
グルメな事でも知られる谷崎潤一郎が愛したお寿司のお店。鯖の姿寿司が特に有名です。味がほどよく染みた、大変おいしいお寿司でした^^
\フェリシモミュージアム部 文学シリーズ/
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