日本の植物分類学の父・牧野富太郎博士が描く植物図の魅力~MUSEUM REPORT~
高知県立牧野植物園とファッションブランドIEDIT[イディット]のコラボにより素敵なお洋服が誕生!牧野植物園のご紹介とともにお届けします。
みなさまこんにちは。ミュージアム部mitu.です。この夏、フェリシモのファッションブランド IEDIT[イディット]から発売された、牧野植物園とのコラボシリーズはすでにご覧になられたでしょうか?
「日本の植物分類学の父」と称され、植物への注いだ生涯と偉業に注目が集まる牧野富太郎博士。博士の描いた美しい植物図を、ファッションアイテムに展開したコレクションです。
上品な雰囲気は、植物園以外のミュージアムへのお出かけにもぴったり!と注目しているのですが、さらにミュージアム部として気になるのが、コラボをご一緒した「高知県立牧野植物園」。一体どのような場所なのか?
本日はコラボ企画のプランナーWに、牧野植物園についてレポートしてもらいます♪
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MUSEUM REPORT
みなさまこんにちは、フェリシモスタッフのWです。
2022年7月、とても洗練されていてかっこいい、すばらしい植物園「高知県立牧野植物園」のレポートをお送りいたします。
神戸から車で約3時間半……着いたときにはあいにくの土砂降りの雨。植物園に行くのに雨……はたして楽しめるのだろうかと不安がありましたが、雨の日でも楽しむことができる工夫がされていて、晴れの日とはまた違った趣がありとてもよい思い出になりました!
スタイリッシュなのに木のぬくもりを感じる建物
牧野植物園は、高知市東部の五台山という小さな山の上にあります。建築家の内藤廣さんが設計された牧野富太郎記念館は、とてもスタイリッシュでありながら、木のぬくもりや自然のやさしさを感じるデザインで、いつまでもここにいたいと思うものでした。
スタッフの方にお聞きすると、内藤さんは、五台山という山の地形や尾根のカーブに沿った形にすることで、環境に根ざした形の建物を作ることを意識し、ヒラメの骨格や落ち葉の葉脈をヒントに設計されたそうです。
雨でも大丈夫!その1:屋根付き回廊
とても広い敷地の中には牧野博士の記念館が二つに分棟化されて存在しており、回廊によってつながっています。
回廊のわきにも、牧野博士が命名したたくさんの植物たちが生い茂っており、博士の描いた植物図とともに楽しむことができます。
雨に濡れた緑の葉っぱたちは本当に色鮮やかで美しかったです。この回廊が一番のお気に入りになりました!
雨でも大丈夫!その2:温室
そして、雨でも楽しめるもう一つの施設が、温室です。
緑が生い茂るジャングルのような場所。この日は「食虫植物展」を開催していました。
ジャングルゾーン、ウォーターガーデン、乾燥地帯ゾーンなどに分かれていて、なんだかとてもわくわくする空間でした。
人々に愛されたチャーミングな博士
また展示館には、フォトジェニックな牧野博士のチャーミングな写真がおしゃれに飾られていました!
博士の写真からは、モデルになるほど魅力的で愛されるお人柄がにじみ出ていました。博士のファンが多いのも納得です。
季節にあわせたイベント
そして、牧野植物園では、季節にあわせていろんなイベントも企画されているとのこと。何度来ても楽しめて、子どもと一緒に楽しめるような仕掛けもいろいろと考えてくださっているようで、ご家族でのお出かけにもおすすめです。
この日はスタンプラリーを行っていて、娘が夢中でスタンプを集めていました! すべて集めると素敵なプレゼントをいただけます。
ミュージアムショップ
最後に、園内のショップでは、フェリシモのファッションブランド・IEDIT[イディット]とコラボしたTシャツも販売されています!
博士が描いた植物図をプリントしたシンプルなTシャツ。ご好評いただいているとのことで、うれしかったです。
イディットのウェブサイトでは、プリントTシャツのほかにも、博士の植物図を全面にプリントしたトップスとスカートも販売中です。
ただいま第二弾の商品企画も進行中なので、どうぞお楽しみに!
ぜひ牧野植物園へ!
牧野博士が愛した高知の五台山の自然。五台山に寄り添うように建てられた洗練された建築。そして、その中で牧野博士の人柄や偉業に触れることのできる本当に素敵な植物園でした。
そして広大な敷地には、まだまだ魅力がたくさん! 晴れた日や、別の季節にも、また訪れたいと思いました。
みなさまも、ぜひ一度、訪れてみてください。
(掲載情報は2022年7月16日現在のものです)
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牧野植物園×IEDIT COLLECTION
植物図とともにご紹介
#1 ヤブツバキ
研究者の目線でヤブツバキの特徴がいきいきと描き込まれた、写実的で美しい一枚。この一輪のヤブツバキを、総柄のテキスタイルに展開。ブラウスとスカートに仕上げました。
後ろ開きのプルオーバーブラウスは、やや衿高のネックや袖口の外側にシャーリングをほどこしたふんわり六分袖でクラシカルな印象に。
スカートは上品なフレアーシルエットの一枚仕立てに、ウエストは後ろゴムでらくちん。セットで合わせれば、ワンピース風にも着こなせます。
薄く、軽やかな綿100%の布はく素材を使用。アーシーなカーキブラウンに、ヤブツバキのイラストの線は原画に近い墨色で。
#2 コウシンソウ & #3 ヤマザクラ
博士が残した膨大な研究資料から、厳選した2枚の植物図。美しい図を主役に、時を経た紙の色までも忠実に再現したプリントTシャツに仕上げました。
ほどよくゆるめのシルエットが着こなしやすい一枚です。
一枚で着こなせる薄すぎない綿100%の天じく素材。素肌に心地いいしなやかな生地感です。
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