山登りには、DA・KA・RA 1/2(にぶんのいち)がいいよ

皆さんは、山歩きやハイキングの時、何を飲んでいますか？

DA・KA・RAというほのかに甘い水があります。これを水で半分に薄めたのが、DA・KA・RA 1/2(にぶんのいち)。私は最近、山登りや運動の際の水分補給は、これを飲んでいます。

運動中の水分補給研究がマイブーム

週末には山登り・ハイキングをするのが趣味です。山歩きという動作は相当にエネルギーを消耗するようで、高尾山のような低山でもペースを上げて登ると800キロカロリー程度、丹沢や奥多摩の高いところまで1日がかりで登って降りてくると2500キロカロリー程度を消費します（Apple Watchによる自分の計測の場合）。

ハイキングの途中で行き倒れないように、携行食でエネルギー補給をすると同時に、水分をこまめに取る必要があります。

一方で、自分は清涼飲料水恐怖症です。中学の時、理科の先生がコーラ1缶にどのくらいの砂糖が含まれているのかを可視化してくれたことがあります。350mlの缶の横に堆く積まれた砂糖の量を見て、今後コーラは飲むまいと決めたのを覚えています。

山登りなどの激しい運動の際に、なにで水分を補給するか、自分としては結構重要なテーマ、ここ数ヶ月、色々試行錯誤しています。

水分補給の基本は少量ずつ、こまめに

登山の際の水分補給は、こまめに行うのが原則です。理想的には点滴のようなスピードで入れていくのがいいという人もいますが、運動の際にはそうもいきません。それでも、大休憩の時にペットボトルを飲み干すような飲み方をするのではなく、小休憩の時に口の中を湿らすように飲む方が、体への吸収は良いそうです。一気に飲んでも汗としてすぐに排出されてしまい、水分補給の目的を果たしません。

こまめな水分補給をしていると、スポーツドリンクなどの清涼飲料水は敬遠したくなります。口の中に常に甘さが残っていて、気分が良いものではありません。虫歯が心配になります。

でも、運動中のスポーツドリンクは、理にかなっている

最近読んだスポーツ栄養学の中で学んだ「水中毒」という言葉。水という命の源的なプラスのイメージと、中毒というマイナスのイメージが一緒になると、なんだか不気味な印象を受けます。素人が理解したところによると、大量の水を摂取すると血液の中のナトリウム濃度が急激に低下して、めまいや頭痛、悪化すると錯乱や意識障害を起こす怖い症状だそうです。

運動で発汗が激しい時は、水だけを飲むのではなく、塩分やカリウムなども一緒に摂取しないとこの状態に陥るリスクがあります。なので、運動中にスポーツドリンクを飲むのは理にかなっているらしいです。

今年の3月頃に、高尾駅を出発し、裏高尾から堂所山を経て高尾山、高尾山口へと至るルートを歩いていました。途中で道に迷ったこともあり全行程25kmほどありました。夏山のトレーニングに向けて13kgのバックパックも背負っていたのでなかなかの負担感です。2リットルの水を少しずつ飲んでいました。行程もだいぶ進んだ高尾山山頂、あとは3キロメートル降ればゴールというところで、持ち込んだ水も切れました。売店でアクエリアスを買って飲んだところ、体が生き返ったかのように最後の3キロメートルが楽になりました。途中で一緒になった人が、「山歩きの時は水よりもスポーツドリンクの方がいいですよ」と教えてくれたのに倣って飲んでみたのが、奏功しました。

山登り以外では砂糖が入ったドリンクは飲まない派

しかしながら清涼飲料水が嫌いだという嗜好の延長で、山歩きでも、基本は普通の水を飲んできました。すでにペットボトルに詰められたスポーツドリンクを飲んでいるとそれほどには感じませんが、粉を水で薄めて作るタイプのスポーツドリンクを飲んでみると、糖分の量と強さがよくわかります。粉を舐めてみると、舌が痺れるくらいに甘さを感じます。

これだけの糖分を、毎週の登山ごとに摂取していたら体にもよくないのではないかと懸念していました。

妥協点として色々試してみた結果が、DA・KA・RA 1/2(にぶんのいち)

砂糖の過剰摂取を避けることと、運動中に必要な塩分やカリウムを摂取すること、との兼ね合いを色々探した妥協点として、今のところはDA・KA・RAに落ち着いています。

成分表示を見ると、DA・KA・RAにも糖分が含まれています。成分表示は、登場順に含有量が多いと聞いたことがあります。DA・KA・RAの成分は1番目が果汁（ぶどう、レモン）、2番目が果糖になっています。飲んでみるとそれなりに甘さを感じます。ラベルには「人工甘味料不使用」と少し誇らしげに書いてあります。どこまで信じて良いかどうか。。。と迷う一方、運動時に補給しなくてはいけない塩分、鉄分、カリウムなどもきちんと含まれています。

自分の味覚を信じて、デフォルトでもまだ糖分が多く感じるDA・KA・RAを、水でだいたい2倍くらいに薄めて山に持ち込んでいます。真夏になったらどうかわかりませんが、今くらいの気候なら、体のパフォーマンスも悪くないです。