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unityスクリプト班のメンバーを紹介するぜ!

ハイ! こちらは『大學奇譚 葉落々の準備室』です! 
私、月見葉落々がばっちりご案内します!
(※良かったら前回のブログを先に読んでね!)

異世界より転生してきた旧支配者『ぴゅう太』。ROM容量20KBの異世界スペックを誇る16ビットゲーミングPC。鮮烈なブルーをまとったその異形はまさしく特級遺物の名に相応しく、そして美しい。日本語記述のG-BASICを搭載し、じわりじわりとインターネットを侵食していきました。歴戦のエンジニアたちもロストテクノロジーな異世界特級遺物に太刀打ち出来ず、世界中のOSが日本語ベーシックに取って代わられるのも時間の問題と思われました。

一人のエンジニアが立ち上がります。彼はJava使いでした。Javaはセキュリティ性が高く処理速度も速いプログラミング言語です。OSに依存せず、オブジェクト指向型言語で『ぴゅう太』に挑みます。
それでも『ぴゅう太』は止まりません。
一人のエンジニアが立ち上がります。彼はPython使いでした。Pythonは数値演算能力が高くあらゆるシステムと連携可能なプログラミング言語です。膨大なデータベースをいとも簡単に読みこなす言語で『ぴゅう太』に挑みます。
それでも『ぴゅう太』は止まりません。

一人のエンジニアが立ち上がります。彼はC++使いでした。C++は最高速言語の一つに謳われるプログラミング言語です。大規模システムの開発にも採用される高速言語で『ぴゅう太』に挑みます。
それでも『ぴゅう太』は止まりません。

もう誰にも『ぴゅう太』は止められない。誰もが諦めかけたその時、特級遺物に対抗できるのは特級遺物のみ、とばかりにロストテクノロジーユーザが立ち上がりました。最後の日本語ベーシック使いが現れました。

Java使い「G-BASIC使いさん、これを使ってくれ。我が社に奇跡的に保管してあった5インチフロッピーディスクだ!」

G-BASIC使いは5インチFDを団扇のように扇ぎながら笑顔を返します。

G-BASIC使い「5インチFDの最大容量を知ってるかい?」

Python使い「たしか、1.4MBほどだったはず」

G-BASIC使い「じゃあ1GBのデータを外部記憶するとしたら?」

C++使い「5インチFD約700枚……!」

G-BASIC使い「ご協力はありがたいが、こいつは700枚のフロッピーディスクを必要としない。こいつの外部記憶媒体は、15分カセットテープだ」

Java使い「カセットテープ! FDでさえ700枚だというのに、いったい何本のカセットテープが必要なんだ!」

G-BASIC使い「心配いらないさ。昔はすべて手で打ち込んでいたんだ。俺にはこの十本の指がある」

──データはすべて手打ち! インターネットの命運はG-BASIC使いの十本の指に託された!

kurosan:それまだ続きますか?

──あっ、もういいです。充分に楽しみました。

kurosan:結構。

──ハイ! というわけで、人類が十本の指を駆使してプログラムを書いていた時代から幾年月、『大學奇譚』はunityによって書かれているんですよね。で、unityって?

kurosan:まずunityとはプログラミング言語ではありません。ゲームエンジンです。

──ゲームエンジン?

kurosan:簡単に言うと、ゲームシステム開発に必要な機能をまとめたツールです。エディタとして優れているポイントは、視覚的にパラメータを変更させるだけでゲーム内オブジェクトに反映できます。スクリプトを書いてオブジェクトにアタッチすれば、階層化されたシーンのオブジェクトを脚本通りに挙動させられます。

──ハイ! 要するにパルスのファルシのルシがパージでコクーンするみたいなものですね!

kurosan:よくできました。あとはこちらのお二人にスクリプト解説をお願いしましょう。

さと:スクリプト班のさとです。
ツバキ:同じくツバキです。よろしくお願いします!

──さとさんとツバキさんは現役女子大生でありながらゲームクリエイターの道を歩んでるんですよね! では、さとさん。恒例の質問です。お好きなゲーム、よく遊んでいたゲームは何でしょうか?

さと:特にありません。

──はい?

さと:特にありません。

──無人島で育ったんですか?

さと:幼少の頃から親にゲーム禁止を言い渡されてまして。

──教育熱心な親御さんですね。ということは推しキャラなんかはいないってとこですか。

さと:推しは『刀剣乱舞』のヤマンバギリチョウギです。

──えっ、やまんば、えっ。

さと:ヤマンバギリチョウギ。

──(画像検索っと)な、なるほど。山姥切りっと。

さと:山姥切長義です。尊みが過ぎます。

──尊きことは良きかな、ですね。(親御さん、ゲーム禁止の反動がめっさ効いてます)
では、お次はツバキさん。好きなゲームを教えてください。

ツバキ:はい! よく遊んでいたゲームは3DSの『妖怪ウォッチ』です!

──(よかった。普通のゲームだ)ぜんぶ妖怪のせいなんですね。

ツバキ:ぜんぶ妖怪のせいにしたくなります!

──ということは、やっぱり推しは地縛霊の猫……。

ツバキ:一番の推しはセーラーサターンです!

──セーラー? あのセーラーなサターン? 

ツバキ:最強のセーラー戦士にして破滅と誕生の象徴であり一撃必殺の沈黙の戦士、セーラーサターンです! 少女の面影を残すヴィジュアルは無論のこと世界を破滅へと導くキーパーソンでありながら不思議ちゃんの役割も担うキャラの立ち位置が最高に推せます!

──熱量、すごいですね。(スクリプト班、濃ゆいわ)

ちょっとここいらで休憩を!!
『大學奇譚』のスクリプトは個性豊かな面々によって書かれているようです。

unityでのゲーム制作、スクリプト裏話はまた別回の準備室で!

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