採用のしくじりから学ぼう!CX向上のヒント
「CX大事だよ!!!」と日々発信し続けている、
HeaRの半田(@HeaR_handa)です。
CX=候補者体験のことですが、
今でも企業が選ぶ立場であるかのように錯覚した採用担当者の人がいます。
そして、選考フローで嫌な経験をしたことがある方も少なくないはず…
アメリカのHR記事によると、なんと選考フローで不快な思いを感じたことがある人は全体の6割です。
そしてそのネガティブな気持ちを他者に共有する割合が7割。
口コミや情報が広まりやすい時代だからこそ、より候補者への対応は注意していく必要があります。
中でもよくあるのが、スカウトメールの名前が変更されておらず、○○さんのまま送られてきたり…
今回はそんなよくある、しくじりエピソードを、
候補者側と採用担当者側、両者の事例をまとめてみました。
これを読んで、同じ過ちを犯さないように気をつけていきましょう!
(そしてCXも向上していきましょう!)
〜候補者側として感じた、しくじりエピソード〜
プロフィールガン無視のスカウトメール
1年程前に転職活動をしていた私は週3〜4日を副業あるいは業務委託の形で携われる企業を探していました。
その旨をプロフィールにもしっかり記載したはずだったのですが…
採用担当者は忙しいのか、プロフィールをちゃんと確認しないでスカウトメールを送ってくる…
「フルタイムでは厳しいです。プロフィールにも書いてあります。」と伝えると、このように謝罪のメールがくる会社もあれば、スルーされる会社もありました。
プロフィールに書いてある条件に一致しないスカウトを送られると、
「ちゃんとプロフィールも読まずに適当にスカウト送ってくる会社」
という印象をもってしまいます。
プロフィールを充実させている人はそれなりの理由があるので、企業側としても誠実に対応しなければ、長期的に見てその会社は大事な人材を失ったり、イメージが悪くなることでしょう。
裏を返せば、プロフィールをしっかり読んでいることが伝わるスカウトメールは返信したくなります。
候補者の方との大事な接点になる、 スカウトメールを丁寧に送るように意識しましょう。
面接時、「スカウトメール俺が送ってないんだよね」発言
ある日コンテンツメディアの会社からスカウトがきた私は、カジュアル面談に行くことに。
面談担当は役員の方(社長名義でスカウトメール来たけど、こんなもんなのかな?)と 疑いもせず、面談へ。
軽く自己紹介を済ませ、「なぜ今日は来てくださったんですか?」と質問が。
内心、スカウトメールが来たから興味持ったんだよな。と思いながらも、
「もともとライティングやオウンドメディアの運営に携わっていたこともあり、スカウトメールが届いて御社に興味を持ったので、今日面談を受けに来ました」と答えると、
「あ、自分がスカウト送ったわけじゃないんで〜(あんたのことよくわからんわ)」
との一言。
後頭部を打たれたような感覚が。
「いやいや、スカウト本人が送ってないからってそれ言っていいのか?
このまま面談続けるの気まずい…」
なんとかその場をやり過ごすも、不愉快な面談でした。
実際CXが悪いことで、42%の人がその会社の製品を購入しないというデータもあります。
たとえ興味のない相手や候補者でも誠実に対応しないと、中長期的にみて自社のファンを失い、機会損失になることも。
逆に話している中で、この候補者さん自社と合わないなというケースも少なからずあるでしょう。
そんな時は、今後より良い採用活動を行えるように、自社についてアドバイスをもらってみたり、なにか有意義な時間になるように意識してみましょう!
候補者のWillを否定
私自身、ファーストキャリアが看護師です。
多くの方からも元看護師であることに驚かれるのですが、
中には私の思いもヒアリングせず
「看護師の方が安定なんだから、看護師してた方がいいよ〜」と上から目線の面接官もいました。
私は安定を求めていたわけでもないですし、看護師の仕事よりビジネスサイドの仕事に興味を持っていたのですが、真っ向から否定されてとても不快でした。
世間的には看護師を続けた方がいいかもしれないのですが、
なぜその相手が転職をしようとしているのか、どんな仕事をしたいのか…心の深いところまで聞いたり、候補者が求めていることをヒアリングすることが重要です。
〜採用担当者側として、やってしまったミス〜
名前を間違える(カレンダーに登録される名前が違う)
日々 多くの面接をしている、採用担当者の方なら一度は経験あるのでは?
こちらは弊社の事例ですが、
一次面接では代表が出ます。
それまでの日程調整は人事担当が行うのですが、
なにかの手違いでカレンダーに入力されている候補者の方の名前が間違っていて冷や汗をかいたとのこと。
これはとても焦りますね。
またこれに付随してよくあるのが、名前を読み間違えること。
例)「荻原(おぎわら)」と「萩原(はぎわら)」
間違えやすい名前は注意して、読めない場合は早い段階で候補者さんに正しい読み方を確認するようにしましょう。
アイスブレイクでテンションを間違える(共通点探しゲーム)
弊社では 一時期、アイスブレイクをかねて共通点探しゲームをしていました。
3分前後でお互いの共通点を探すゲームだったのですが、ノリノリの求職者さんばかりではなかったので、しらけやすかったりテンポをあわせることに苦戦したそうです。
アイスブレイクの本来の意味・目的はWikipediaによると以下の通りです。
アイスブレイクとは、初対面の人同士が出会う時、その緊張をときほぐすための手法。集まった人を和ませ、コミュニケーションをとりやすい雰囲気を作り、そこに集まった目的の達成に積極的に関わってもらえるよう働きかける技術を指す。
緊張をほぐせるように、相手に応じてコミュニケーションをとっていく必要がありますね。
現在弊社で実際に行なっているアイスブレイクに関しては、
こちらの『CX改善資料8選』から参考にしてみてください!
オペレーションミスによる優秀な人材のとりこぼし
月間応募数が多い企業や、人事のリソースが足りない企業でよく生じる問題ではないでしょうか。
日々の業務に追われ、媒体を確認したら…
「めちゃくちゃ良い人材なのに、返信し忘れていた!!!」
なんてこと、もう嫌になりますよね。
求職者は連絡が遅いと感じるほど「不安になる」「信用ができなくなる」傾向があります。
また「返信の遅いような会社はいい加減な会社だと思う」「当日中に連絡が来ない企業・職場では働きたくない」意見もあり、応募者にスピーディに連絡することが面接や採用を成功させるためのポイントです。
HeaRでは爆速の返信を意識しており、人事だけではなく、社員全員で連絡対応できるような体制を整えています。(「爆速!」というスタンプがあるくらいです)
リソースに応じて社内体制を見直すことも重要です!
まとめ
同じような経験をされたことや、また他にも違う失敗をしてしまったこともあるかもしれません。
しかし、“採用活動”は自社の成長に欠かせない人材を雇用するのに、とても大事な役割があります。
オープンな時代だからこそ、CXを向上させながら採用力を強化していきましょう。
CXについて具体的な事例が気になる方はこちらをご覧ください!
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