簡単にご説明/ 「ほうれん草」と「小松菜」の違いは?
ほうれん草と小松菜は、じつは別の科の植物で、特徴などに違いがあるんです。
今回は、ほうれん草と小松菜の違いについて、簡単にご説明いたします。
〈目次〉
1.分類と特徴
2.どちらも栄養価が高い
3.上手な使い分け
1.分類と特徴
ほうれん草は西アジアなどが原産のヒユ科の植物で、日本の食卓に普及したのは昭和になってからと比較的日本での歴史が浅い野菜です。
一方、小松菜は、アブラナ科の野菜で、キャベツやかぶなどと同じ仲間です。
栽培は、江戸時代初期に江戸川区の小松川付近で品種改良により始まりました。
日本での歴史が長く食文化にも定着しているので、関東のお雑煮では小松菜が定番の具材になっています。
2.どちらも栄養価が高い
栄養面では、どちらも緑黄色野菜の仲間で、体内でビタミンAにかわるベータカロテンが多く含まれています。
肌粘膜を丈夫にするので、カゼ予防や肌荒れの改善などに高い効果があります。また現代人に不足しがちな鉄分も多く、100gの摂取で、1日の目標の30~40%をとることができ、貧血の改善などにも有効です。
ベータカロテンはほうれん草のほうがやや多く、鉄分は小松菜のほうがやや多いですが、どちらもとても栄養価が高く、秋冬の体を整えるのには十分なほどです。
どちらも 栄養価の高い野菜と言うことができます。
3.上手な使い分け
ほうれん草はアクが強いため、下茹でしたほうが美味しく食べられます。
またシュウ酸が多く含まれるため、生食での多用は控えたほうがよいとされています。
加熱すると、柔らかくなり味が染みやすいので、グラタンやバター炒めなどをすると美味しく食べられます。
一方、小松菜はアクが少ないので、炒め物などにする場合には下茹で不要です。
加熱してもしっかりと歯ごたえが残るので、中華炒めやあんかけにすると美味しく食べられます。また煮崩れしにくいので、すき焼やお鍋に入れても美味しく食べられます。
参照元: 「Yahooニュース」Webサイト
以上
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