塩の種類
食の雑学 1分間で
塩は大きく分けて「精製塩」と「天然塩(自然塩)」の2つがあります。
「自然塩」は精製されていないので、ミネラルなどが豊富で、旨みやコク、甘みをより感じやすいとされています。
以降は、「自然塩の種類と食材との相性」について、お話しします。
▪️豊富な自然塩の数々
①海水塩
日本で生産されている天然塩は、ほとんどがこの海水塩です。
ミネラルが豊富でまろやかな味わいのものが多いので、食材本来の持ち味をじんわりと引き出すのに適しています。
② 岩塩
昔は海だった場所が、隆起するなどして海水が閉じ込められ、何らかの形で結晶化したものが岩塩です。シャープな塩気とキレ、パンチのある味が特徴的です。
主な産地は、ドイツ、オーストリア、イタリア、アメリカ、南米アンデス、モンゴルなどです。
③湖塩(こえん)
イスラエルの死海やボリビアのウユニ湖など、かつて海だった場所の水が蒸発し、塩分濃度が高くなった所(塩湖)で製造されている塩です。
湖塩は、もとは海の水なので、ミネラル分がバランス良く含まれています。やわらかな苦みと甘みがあり、いろいろなお料理に合わせやすい塩です。
▪️食材との相性
魚介類と相性がよいのは、じんわりと旨みを引き出す海水塩です。
一方、岩塩は肉料理と相性がよいです。岩塩は旨みが強いので根菜の甘みを引き出すのにも適しています。
以上