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Japan Poetry Review

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日本の現代詩の批評フォーラム Japan Poetry Review (jpr) のうち、四元康祐が投稿したコンテンツのみ収めています。jpr の全貌は、以下のリンクからお入りく…
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2018年11月の記事一覧

森山至貴 x 四元康祐 往復書簡 『詩と音楽と社会的現実と』:第13回 愛の決疑論、『さ…

from M to Y こちらもお手紙をいただいてから1ヶ月以上経ってしまいました。私はその間に日…

平出隆『私のティーアガルテン行』を読む(その4)

本書には実に多彩な人物たちが登場する。 前項に引いた水仙先生こと鳥山晴代先生のほか、小学…

四元康祐
6年前
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平出隆『私のティーアガルテン行』を読む(その3)

若い頃から詩人の書いた散文が好きだった。散文詩はむしろ苦手なのである。詩人の書いたれっき…

四元康祐
6年前
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平出隆『私のティーアガルテン行』を読む(その2)

本書を読み始めて最初に大きな衝撃を受けたのは次の箇所だった。著者が中学二年生のときの思い…

四元康祐
6年前
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平出隆『私のティーアガルテン行』を読む(その1)

平出隆という名前はもちろんよく知っていた。雑誌で詩作品を目にしたことはあったし、評論の仕…

四元康祐
6年前
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田中庸介『モン・サン・ミシェルに行きたいな』を読みたいな

なにを隠そう、ぼくは田中庸介の筆跡フェチである。彼から郵便が届くたびに、封筒の宛名を眺め…

四元康祐
6年前
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遅ればせながら、「びーぐる」41号 (その2): 海外現代詩紹介 Marie de Quatrebarbes

こちらも創刊以来続けているコーナー。「PIW通信」は日本の現代詩人を英訳を通じて海外に紹介している活動の報告だが、こちらはその逆で、海外の現代詩人を日本語訳とともに紹介する。僕が海外の現代詩にふれる機会はもっぱら詩祭であり、その中でもPIW の母体であるRotterdam のPoetry Internationalは最大規模の詩祭のひとつだから、いきおいそこで知り合った詩人を紹介することも多くなる。詩祭に参加した詩人の作品は、朗読の音声ファイルやビデオとともにPIWでアーカイ

遅ればせながら、詩の雑誌「びーぐる」41号: PIW通信「大崎清夏特集」

「ファシズムの夏」と題した日記に「びーぐる」41号の秋山清特集について書いたが、その直後、…

四元康祐
6年前
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