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第七話 思いがけない出会い


あなたは思いがけない出会いをしたことがありますか?
今日は、私に起こった素敵な出会いについてお話します


2020年2月、私は毎日が苦しかった
朝から晩まで仕事、電車の中でも仕事のアイデア探しに資料まとめ
家にはお風呂と数時間の睡眠の為に帰っているだけ……


こんな方、本当にものすごく多いと思います。
電車が止まった時、危険を顧みず窓から飛び出してでも
会社に向かおうとする人がいるくらいですから。


そして私は、そのタイミングで、うつ病になりました
怖くはなかったです。診断された時も、そうですよね~と他人事。
だって、どうして生きているのか、生きていたいのか分からなかったから


ここから、何かがすぐ変わることはなかったです



毎日ぼーっとして。ただ、ぼーっとして……


家事をするくらいの気持ちがあっただけ私は良かった

音楽を聴いて素敵だなと思えるだけ私は良かった


ある時、中学からの同級生に連絡したくなり、
「最近、なにしてる?」と何年かぶりに連絡してみました。
自分の今の状況、苦しい気持ち、楽しかった思い出、しょうもない笑い話
そんなことを話したかったからです。


何日待っても、返事はなかったです。



あんなに近くにいたはずなのに、届かなくなることを誰が想像出来ますか
私が苦しかった時、友人も同じ、もしくはそれ以上苦しかったことでしょう



私はそれまで、自分のことしか考えていなかったのに
友人の苦しみを考えるようになりました。
私とは、違う眠れない夜を過ごし、不安に駆られる日々……


少しでも助けてあげたいと思いました。


そして、届くか分からないけれど、
手紙を書いたり、手紙のネタ探しの為に出かけたり、写真を掘り返したり、
気晴らしできる本を探したり、他の同級生に連絡を取ってみたり…
自分に出来ることをやっていました。


そして、ふと気付いたのです。


自分の生きる意味すら見失って、
相談したいがために連絡したのに、
何故か友人の生きる目的を見出そうとしている。
その為に、沢山の行動ができていることに……


うつ病になって慰めてもらおうとしたのに、慰める側になり

出掛けることも億劫だったのに、ネタ探しに外に出るようになり

手紙を書くことに何時間もかかり、書き終えた時には感動し

おすすめ本を探している内に、1ヵ月に5冊以上も本を読んでいた



そう、あの頃には、思いもしなかったことです



布団から出ることもトイレに行くことも面倒だったのに
いつ会えるか分かりもしないのに、頑張れている。



そして、沢山の出会いと発見がありました



手紙を書いて感動した気持ちから、沢山の人に手紙を書こうと思ったり、
このnoteを始め、伝えようと思ったこと

沢山の人が同じように苦しみを抱えていて、新しい繋がりが出来たこと

近くにいるようで、本当は遠いからこそ、出会いに感謝し大切にすること

挑戦できる環境は恵まれている。だから物怖じせず前に進むこと



友人からの返事がなかったからこそ、出会えたこと。
返事があったとしても、また違う素敵な出会いがあったと思います。



思いがけない出会いは、そこら中に転がっています


その一つ一つに、あなたが目を向けることができるか、できないかです

きっと、朝から晩まで嫌なことだけを考えて、
外に出てもスマホと、にらっめこしていては気付くことは出来ないでしょう

そして、いつか気付けたときに、小さな一歩を踏み出せるか

大きな一歩である必要はないと思います

ただ、スマホを閉じて、雲の流れに目を向けることからでいいのです



知らぬ間に背中を押してくれた友人には感謝しています。
いつか会えた時に、思いっきり笑える自分を目指します。


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#HSP #頑張りすぎない #死にたい人へ


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