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高い商品には気をつけよう
高いのがいいと思っている人は一定数いそうな印象です。
「なんでもいいから一番高いやつをよこせ!」
ていうシーンは最近見ないですが、成金にありがちなセリフですよね。
(成金も死語と化した)
1. いかにコストを抑えるか
僕はメーカーにトータルで十数年いたから分かりますが、メーカーっていかにコストを抑えるかにかなり神経を使っているんですよ。
コストダウンのために何回も会議して、社員から提案を受け付けて、コストダウン祭りみたいなことをやる場合もあります。
「〇〇〇〇」で1円下がりました!パチパチパチパチ みたいなね。
コストダウン = 企業努力
なんですね。
そこには2つの側面があって、
利益確保
顧客満足(価格連動)
この2つを同時に考えないといけないのです。
1だけやると、チープでしかない商品になり、いわゆる「安かろう悪かろう」になってしまう。
2だけやると、出血大サービスになり、長期的には会社の経営に影を落とします。かつての牛丼チェーンがそうだったでしょ?
1、2をやって初めてコストダウンの成果を得ることになり「コスパ最高じゃん!」という評価を得ることになるのですね。
高価格帯だろうと低価格帯だろうとそれは一緒なのですが、各メーカーともしのぎを削っているので、特に低価格帯はシビアなのです。
2. 危うい高級路線
高価格帯はコストダウンが比較的ルーズでも売れます。
見た目を高そうにしておいて「これは高い商品なんですよ!」と言えば、ミーハーなユーザーは「そうかな!」と思って買うのです。ユーザーは高いほど価格に鈍感になります。
それを良いことに、コストダウンが出来ないメーカーは居直ったように「高級路線」にかじを切るわけですね。
でも最後にはボロが出るので、経営が傾いてしまいます。
本当に価値の高いものを生み出して高級路線ならいいのですが、そうじゃないケースも多々あります。
だから高い商品は、とくに気をつけて買わないと、つまらないものにお金を使わされてしまう可能性が大です。
3. 最安大好き人間には理由がある
最近の僕はものを買うときに、常に最安からスタートして商品を選んでいます。その理由の半分は、上記のように企業努力が感じられるからなのですが、もう半分は、単に
お金がない!
からなんですよね。
僕だって店先にロールスロイスで乗り付けて「この店で一番高い商品はどれだ?」って言ってみたいですよ(笑)ハハハ
4. 参考記事その他
というわけで、先日以下のような記事を書きましたが、あまり「いいね」がもらえませんでした。寂しいな😢
でも、商品をdisっても「いいね」がいーっぱい付くアカウントはあるんですよね。以下の2つの動画は僕も納得しました。吉田製作所というYouTubeチャンネルの動画です。
disるときはユーザー目線で具体的な比較事例を矢継ぎ早に出すことが肝要だと悟りました。
先の記事にも書きましたけど、ユーザーのことを考えない、利益至上主義の商品(または会社・プロジェクト)って沢山あるのですよね。
企業は利益が一番大事だけど、利益をもたらしてくれる大元は売上であり、それはユーザーのお金なんですよね。
利益のためだけに生み出されて、現場の作り手が満足していなさそうな商品って、ユーザーからも馬鹿にされて、本当に可哀想です。生まれなきゃ良かったって思ってるんじゃないかなあ・・