あなたと私は、どれくらい違う?
大学時代、生物系の授業で習った。
みんな違うようで、そんなには違わない。
講義室の前の方で大きな黒板に書かれた先生の文字を見ながら、悲しいようなほっとしたような気持ちになったのを覚えている。
でも、、やっぱり違う。
綺麗な人、格好いい人、頭が良い人、、
なんだか変わってる人。
遺伝子の差は僅かでも、隣に座る友達も、後ろの席でいつも寝ているあの子も、私も、全然違う気がした。
18歳の、世界の中心が自分だった私には、
人と違うことが嬉しかったり、不安だったりした。
結婚して、名字が変わって、
前の名字の私はもう世間には存在してなくて、
「〇〇ちゃんのママ」という名前にもなる私。
日々、
「自分」の境界線が曖昧になっていくのを感じる。
みんな違うようで、違わない。
あなたと私は、一体どれくらい違うんだろう?
一緒のことは「一緒だね」と認め合ったり、
それぞれの良い所があれば「すごいね」と褒め合ったり。
そんな関係性を一瞬でも、自分以外と築き合える生き方をしたい。
誰かと違うことも、同じことも、
丸ごと楽しめる、面白いと思える、柔らかな心で過ごしたい。
同じ気持ちの人がきっと居るはず。
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